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薪能前に能楽講座

本紙掲載日:2021-10-07
7面
リモートで講話した井上さやかさん。市民ら約20人が聞き入った

「恋死に」興味深く−井上さん(延岡市出身)講話

 9日に行われる第24回のべおか天下一薪能を前に、延岡市の市民協働まちづくりセンターでこのほど、今回の演目への理解を深める能楽講座が開かれた。

 奈良県立万葉文化館指導研究員の井上さやかさん(50)=同市出身=が「万葉歌にみる死生〜葵上、橋弁慶の道しるべとして〜」と題してリモートで講話。「恋」と結び付けた、現代とは異なる「死」の表現を興味深く説明した。

 万葉歌が歌われた奈良時代では、リアルな死を表現することは避けられており、死者を弔う鎮魂歌を送る場合にも、死をあからさまに表現することは避けられていたという。

 その一方で、激しい恋を「恋死に(恋に死ぬ)」と表現して歌い、時に「これほど苦しい恋ならば、いっそ死んでしまいたい」という意味の、相手への脅し文句に使われていたという。

 今回の同薪能で公演される能「葵上」では、光源氏の愛人である六条御息所が、激しい嫉妬から生き霊となって正妻の葵上に取りつく。

 井上さんは「御息所は単に葵上に対して怒りをぶつけるだけではなく、その激しい怒りの炎は、実は自分自身をも焦がすような、それほどの苦しさであることが表現されている」。

 また、「夢」は「肉体から抜け出た、魂にとっての現実」と捉えられていたため、井上さんは「生き霊の存在は決して不自然ではなかった」と当時の死生観を説明した。

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