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県内初のキッザニア−塚元実行委員長に聞く

本紙掲載日:2021-09-28
7面

延岡の豊かさ、子どもたちに気付いてほしい

 子どもたちが地域の仕事を体験し、働くことの意味や地域の魅力に触れるイベント「アウト・オブ・キッザニア・イン・のべおか」が11月20、21日、延岡市内で行われる。東京都と兵庫県にある子ども向けの職業社会体験施設「キッザニア」の地域プログラムとして、県内で初めて行われる。来月1日から予約が開始されるのを前に、主催する実行委員会の塚元秀樹実行委員長(39)=延岡青年会議所理事長=に思いを聞いた。

−−実行委員会は、どのようなメンバーで構成されているのですか。

市キャリア教育支援センターの水永正憲センター長を顧問に、延岡市の産業界の若手を中心に構成されています。
具体的には、私が理事長を務める延岡青年会議所のほか、延岡商工会議所の青年部と女性会、JA延岡青壮年部、U35nobeoka未来会議、旭化成延岡支社の延岡総務部地域活性化推進グループ、市商店会連合会、延岡鉄工団地協同組合、市PTA連絡協議会から17人が実行委員として参加しています。

−−いつから準備を進めてこられたのですか。

今年4月に実行委員会を立ち上げ、その後、月2、3回のペースで集まり、話し合いを重ねています。まずは何のために行うのか、その目的を共有することから始めました。
このイベントは、市政運営の最上位計画である「第6次長期総合計画後期基本計画」と、重点的施策を取りまとめた「第2期延岡新時代創生総合戦略」に基づく、新たなまちづくりのスタートアップ事業に位置付けられています。
どちらもSDGs(持続可能な開発目標)の観点で策定されており、子どもたちに地域の仕事を体験してもらうことで、地域愛や生きる力を育んでもらうことが大きな目的です。

−−これまでの話し合いで一番苦労されたことは何ですか。

子どもたちにどんな仕事を体験させたいか、そのプログラムを絞り込む作業にとても時間がかかりました。
事務局である市から示してもらった約70のプログラムの中から、三つの視点で26プログラムに絞り込みました。
三つの視点とは▽1次産業や延岡を発祥とする「延岡ならではの仕事」▽金融業や鉄工業など「子どもたちが普段触れる機会の少ない仕事」▽パティシエやお花屋さんなど「子どもたちの興味関心が高い仕事」です。
絞り込む作業を通して私自身、「この会社ってこんな仕事をしていたんだ」「こんなノウハウを持っていたんだ」など、新たに知ったことがたくさんありました。

−−いよいよ10月1日から予約が開始されます。

子どもたちにはぜひ、どの仕事を体験したいのか、自分で選んでもらいたいと思っています。保護者の皆さんは、自分の子どもがどの仕事を選ぶのか、今どういう仕事に興味を持っているのか、楽しみにして見守ってあげてください。もしかすると意外な仕事を選ぶかもしれませんね。
もちろん子どもが選びきれない時にはアドバイスが必要ですが、できるだけ子どもの自主性を大事にしてもらえたらと思います。

−−現在は、どのような準備に取り組まれているのですか。

実行委員会には設営部会と運営部会があり、現在、設営部会ではメイン会場となる延岡市役所の装飾について話し合っているところです。限られた予算の中で、子どもたちがわくわくするような空間をどう演出していくか、アイデアを出し合っています。
運営部会では当日の流れや人の配置、メイン会場と現地プログラムの会場とを結ぶシャトルバスの運行などについて準備が進められています。

−−このイベントを通して伝えたいことは何ですか。

どの仕事を体験しても、子どもたちはきっと、その仕事が誰かのために役立っていることを学んでくれるはずです。また、延岡の良さを知ってもらい、この体験を将来の職業選択に生かしてほしいと思っています。
私は大学時代を県外で過ごしましたが、その頃は特に「延岡には何もない」と感じていました。でも実際に暮らしてみると、延岡は自然が豊かで、アウトドアを楽しめる場所がたくさんあります。だからこそ成り立っている仕事もたくさんあることに気付きます。
「延岡には何もない」という意識を、今の子どもたちに引き継ぎたくありません。都会の豊かさとは違う、この延岡の豊かさに、コロナ禍の今だからこそ気付いてほしいと思っています。

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