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イセエビ解禁−初水揚げ、古浦新港

本紙掲載日:2021-09-02
1面
水揚げ作業を行う漁協職員(延岡市北浦町市振)
水揚げされたばかりのイセエビ

型も上々、高値付く−延岡市北浦町

 県内のイセエビ漁が1日に解禁され、けさ県北の漁港では今シーズン初の水揚げが行われた。延岡市北浦町市振の古浦新港では、北浦漁協(宇戸田定信組合長)所属の漁船が、夜明けとともに次々とイセエビを積んで帰港した。

 船着き場では船主らが漁協職員と協力して、イセエビに傷を付けないよう丁寧に作業。船ごとに水揚げの重さを計り、いけすに移された。

 2日は6隻の船が出漁しており、水揚げは合わせて45・2キロと初日としては上々。型の良い物も多く、入札では1キロ当たり5340円の高値が付けられた。

 漁期は来年4月15日までで、同漁協が扱った昨シーズンの水揚げは1529キロ。金額では899万96円だった。

 同漁協販売課の小西玄治係長(36)は、「天候が安定していたおかげでしょうか、解禁初日としては良い水揚げになりました」と笑顔で話し、「県の緊急事態宣言が明けたら、『東九州伊勢えび海道』の『伊勢えび祭り』も本格化すると思います。飲食業は厳しい状況が続いていますが、ぜひ北浦のおいしいイセエビとおいしい魚を味わいに来てください」と呼び掛けていた。

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