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高校生1万人署名に力入れたい

本紙掲載日:2021-08-26
3面

高校生平和大使金子さんインタビュー

◆国連に核兵器の廃絶など伝える活動−戦争経験者の話、動画に残し未来へ

 県内で初めて、国連に「核兵器の廃絶と世界の平和を願う被爆地の願い」を伝える活動を続ける「高校生平和大使」に県立五ケ瀬中等教育学校4年の金子未侑さん(15)が選ばれた。平和に対する思いや、高校生平和大使としての抱負などについて聞いた。


――宮崎県で初めての高校生平和大使です。

小学5年の時に訪れた長崎で高校生平和大使と会食し「なんかかっこいい」と思いました。「宮崎で誰もなったことがない」と聞き、「私が最初になりたい」と思ったのが応募のきっかけです。高校生になってすぐに応募しました。

――戦争や平和について考えるようになったきっかけや思いについて聞かせてください。

小学4年の時には、広島の原爆資料館に行きました。皮膚がただれた人間の模型は当時の私には恐ろしくトラウマ(心的外傷)になっていましたが、中学校に上がって考えると、小さな爆弾で罪もない人がたくさん亡くなってしまうことは二度とあってはならないと思いました。若い人が終戦記念日を知らないということもよく聞き、意識が薄れていることに危機を感じています。
昨年、広島、長崎のことについて書かれた詩に関するポスターセッションを授業で行ったことで、再び関心が高まりました。

――選考はどのようなもので、どんな思いを伝えましたか。

「私の平和観」をテーマにした小論文でした。人によって今が平和だと思う人がいれば、どこかで戦争が起こっているから今は平和じゃないと思う人もいるなど、平和の定義はたくさんあります。ですが核兵器がない、戦争がない世界が平和だというのが全世界の共通認識になる未来になれば―と書きました。

――高校生平和大使としてやりたいことは何ですか。

核兵器の廃絶と平和な世界の実現を目指す「高校生1万人署名活動」に力を入れたいと考えています。平和大使になる前から計画を立て、7月に校内で署名活動をやりました。
宮崎の人たちに「高校生平和大使がいる」ということを知ってもらいたいので、街頭での署名活動もやりたいです。夏休みは宮崎市に帰省します。宮崎市の高校生と協力してできればいいのかなと考えています。

――署名活動以外で取り組んでみたいことはありますか。

夏休み中、宮崎市である団体の方たちを前に話をさせていただく機会を設けてもらいました。
またこれは私の希望ですが、若い人たちの関心が課題だと感じているので、学校とかで話をさせていただく機会をもらって発信していければいいなと思っています。

――任期は1年です。

私が最初で最後にならないように(平和大使について)知ってほしい。その意味を込めて県内の高校生に声を掛けて、街頭署名ができたらと思います。来年以降もずっと、宮崎県から平和大使が出るようになればうれしいです。

――若い世代が戦争や平和について伝えられること、発信できることは何だと思いますか。

当時のことを(私たちが)伝えるのは厳しい部分があると思います。戦争経験者の高齢化が進んでいます。当時のことを話せる人に話してもらい、動画などに残していくのが、未来に向けての方法なのかなと思います。そのためにもいろんな人に会いたいです。

――8月は終戦記念日など平和について考える機会がたくさんあります。

これまで慰霊祭などは怖さの方が大きくしっかりと見たことがありませんでした。今年はだいぶ意識も変わったので、ちゃんと向き合ってみたいと思います。

――同じ世代の人たちに一言お願いします。

高校生平和大使の活動について知ってほしいです。機会があれば一緒に活動しましょう。

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