福祉施設と飲食店で確認

２日間に５例、宮崎市のクラスター

　宮崎市は２１、２２日、同市内で新たに５例の感染者集団（クラスター）を確認したと発表した。高齢者福祉施設と障害者福祉施設３件、飲食店２件で、同市のクラスターは今月１９例、累計５０例となった。

　２１日発表が３件、２２日が２件。同市ではこれで６日連続のクラスター確認となった。

　４６例目の高齢者福祉施設は、２０人以下の定員の入所施設。１９日に入所者の感染が確認され、検査の結果、３０〜７０代の男性３人女性２人の職員５人、７０〜９０代の男性６人、女性６人利用者１２人の陽性が判明した。利用者のほとんどが２度のワクチン接種を終えていたという。

　４７例目は、障害児の通所施設。２０日に利用者職員５人が医療機関を受診して陽性が判明。２２日までに２０〜４０代の男性１人、女性２人の職員３人、１０代の男性利用者４人の感染を確認した。

　４８例目は、主にアルコールを提供する飲食店。営業時間短縮要請には応じていた。２０〜３０代の男性従業員４人、１０〜２０代の女性客３人の感染が分かった。

　４９例目の障害者福祉施設は主に知的障害のある人が通所で利用する。１８日に職員、利用者の感染が分かり、調査で３０〜６０代の女性職員３人、２０〜５０代の男性４人、女性２人の利用者６人の感染が分かった。女性職員１人は西都市在住。

　５０例目はアルコールを提供する飲食店。県の要請には応じず、午後８時以降も営業を続けていたという。感染した５人はいずれも２０代で、従業員の男性３人、女性１人、来客の女性１人の感染を確認。来客の女性は、店舗以外でも店員との接点があった。また、店舗内で従業員はマスクを着用せずに接客をしていたという。