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形良く、色鮮やか

本紙掲載日:2021-08-10
2面
日之影町産のほおずきが市価より安く販売された「第18回ほおずき直売市」

お盆を前にホオズキ直売市−日之影

 日之影町で栽培が盛んなホオズキをPR、販売する「第18回ほおずき直売市」が7日、同町の道の駅青雲橋であった。時折、雨が降る中、町内外から訪れた人たちが、形が良く色鮮やかなホオズキを買い求めていた。主催は町花卉(き)園芸組合(工藤久則組合長)。

 直売市は、町内の生産者が丹精したホオズキのPRなどを目的に、毎年この時期に開いている。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止としたため、2年ぶりの開催となった。

 この日は長さや実の数で分けた「特秀3L」「同2L」「同L」の合わせて約800本を用意。訪れた人たちは、5本ずつ束になって並べられたホオズキを手に取り、次々と購入していた。購入した人を対象に農産物送料無料キャンペーンを実施し、県外に住む友人や親戚などに送る手続きをする人も見られた。

 町内で栽培されているホオズキの収穫は、お盆前の今がピーク。工藤組合長(59)=七折=によると、6、7月は長雨による日照不足があったが、例年並みの質の良さという。町内産は主に関東方面に出荷されるが、一部は道の駅青雲橋などでも購入できる。

 工藤組合長は「生産者が、いい品をそろえてくれた。昔からの風習でもあり、仏壇などに1本でもほおずきを供えてもらえたら」と話した。

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