６４年五輪出場、地元の三輪さんたたえる
本紙掲載日：2021-07-27
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延岡市川島小がユニフォームなどを展示
東京五輪の開幕に合わせて、延岡市川島町の川島小学校（長岡俊勝校長）で地元の元五輪選手・三輪寿美雄さん（８８）の展示コーナーが設置された。三輪さんは陸上男子競歩代表として１９６４年東京五輪に出場。今年４月には聖火リレーに参加して話題を集めた。
設置のきっかけは今月上旬に東京から川島小に届いた一通の封書。差出人は１９６８年から７年間同校の教壇に立っていた男性。三輪さんは当時同校ＰＴＡ役員で、親しい間柄という。
封書は、三輪さんの聖火ランナーとしての活躍を知らせるもので、児童たちへのより深い周知を図ってはどうかという提案も添えられていた。
長岡校長はさっそく同町内で整体施術院を開いている三輪さんに連絡。展示コーナー設置の快諾、１９６４年当時の日本代表ブレザーや聖火リレーのユニホーム、トーチの貸与を受けた。
同コーナーには提供物のほか三輪さんを紹介する記事なども掲示しており、児童たちは貴重な品々に興味津々といった様子。本人とあいさつを交わしたことがあるという島田梨央さん（４年）は「地元にこんなすごい人がいることがうれしい」。陸上競技に励んでいる�眦調�太さん（同）は「五輪出場目指して頑張りたい」と目を輝かせた。
三輪さんは「オリンピックの地元開催は貴重な機会。併せて展示コーナーとスポーツに興味を持ってくれる子が増えてくれればうれしい」と話している。