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生理用品、購入に役立てて

本紙掲載日:2021-07-07
8面
生理用品の購入代としておやこの森に寄付金を贈った延岡中央RC華陽会の役員と小澤施設長(前列中央)

おやこの森に金一封−延岡中央RC「華陽会」

 経済的な理由などさまざまな事情から生理用品を購入できない「生理の貧困」が社会問題となる中、延岡中央ロータリークラブ(延岡中央RC、吉田静正会長)会員の妻でつくる華陽会(吉田充代会長)は6月28日、生理用品の購入に役立ててほしいと、延岡市山月町の子育て支援センターおやこの森(小澤のり子施設長)を訪れ、金一封を贈った。

 同会は毎年、災害の被災地など、さまざまな団体に奉仕を行っている。今回は役員の話し合いで「女性として何か役に立つことができれば」と、生理用品代として寄付する案が出たという。また、同センターがさまざまな支援活動を行っていることを知り、「必要な人に、必要なサポートをされていることに賛同した」と寄付先として選んだ。

 この日は吉田会長、幹事の桑原町子さん、岩佐亜樹副会長、会計の川口奈美さんの4人が訪問。吉田会長と桑原さんが「さまざまな支援をされている。活用していただければ」と小澤施設長に金一封を手渡すと、「気に留めていただき、ありがとうございます」と感謝した。

 小澤施設長によると、「生理の貧困」が社会問題になる前から、生理用品が買えないなどの声があり、問題の表面化で同センターにも生理用品が寄せられ、必要な家庭に配ったところ、さまざまな切実な声があったという。小澤施設長は「ナプキン一つでこんなにもいろいろなことが深くつながっているのだと感じた」と話した。

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