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生活困窮者の支援に

本紙掲載日:2021-06-28
2面
九州電力送配電延岡配電事業所の長友所長(右)から寄贈を受けた柳田会長

九電送配電延岡配電事業所

◆市社協へ、備蓄の非常食

 九州電力送配電延岡配電事業所(長友節男所長)は23日、生活困窮者のために役立ててもらおうと、備蓄している非常用食品約300食分を延岡市社会福祉協議会(柳田泰宏会長)に贈った。年間を通して取り組む社会貢献活動の一環。

 寄贈したのは、レトルトの米やカレー、野菜ジュース、栄養補助食品など合わせて306食分。ガスや電気が使えない状況でも、水を入れるだけで発熱する加熱セットも併せて贈った。

 同市三ツ瀬町の市社会福祉センターで贈呈式があり、長友所長は「食料品はコロナ禍で生活に困っている方々に喜んでいただけると聞いた。今後も私たちの事業にご協力いただいている地域の皆さまに、感謝の気持ちを込めて貢献活動に取り組みたい」とあいさつ。

 柳田会長は「日頃から生活困窮者向けのフードバンク事業に取り組んでいる。本市でもコロナ禍による経済打撃で、生活困窮者の増加が顕著になっているので、今回の寄贈は大変ありがたい」と謝辞を述べた。

 寄贈品は生活保護申請中の困窮世帯などを対象に、各地区の民生委員や市生活福祉課と連携しながら有効活用していくという。

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