追加の補正など可決

日向市議会定例会が閉会

　日向市議会の６月定例会は２５日に最終本会議を開き、追加分を含む２０２１年度一般会計補正予算案や条例の改正案など９議案を原案通り可決、報告１０件を承認して閉会した。

　開会初日（４日）に提案した一般会計の補正額は９６５３万円の増額。主なものは新型コロナウイルスワクチン集団接種の体制強化に向けた必要経費８３６４万円、自治会の備品購入に対する助成費２５０万円、総合体育館整備に関する市民アンケート調査費６０万円など。

　議会最終日に追加提案した同補正額は、新型コロナウイルス感染症の緊急経済対策を盛り込んだ３億３８１万円の増額。主なものは、乳児１人に付き５万円を支給する市単独の子育て応援特別給付金事業に４５２０万円、低所得子育て世帯の児童１人に付き５万円を支給する国の特別給付金事業に９６９３万円、観光宿泊クーポン券の発行事業費３３２０万円、保育施設などの感染拡大防止用品の経費助成費１２９０万円、消防・救急業務における感染症患者隔離搬送用資器材（ＤＩＦトランスバッグ４式）などの整備費３８０万円、「生理の貧困」に対する生理用品の配布事業費８０万円など。

　可決後の同総額は３０５億７６４６万円となった。

　また、４月に同市で発生した新型コロナウイルスのクラスター発生に伴う飲食店などの営業時間短縮に伴う協力金２億５００万円や中小企業等緊急支援事業費３０００万円を含む専決補正予算２件などを承認した。

　このほか、石並川キャンプ場付近に建設・架設予定の高圧線鉄塔および高圧送電線の予定地変更を求める陳情を趣旨採択。急傾斜地域の安全対策のために立ち木伐採、崖の法（のり）面対策についての請願と、日向岬グリーンパークにおける期間限定のキャンプ場開設の陳情をそれぞれ継続審査とした。