星瞬輝く－延岡高校「萌樹祭」

本紙掲載日：2021-06-25

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無観客でも生き生き発表

　県立延岡高校（川越勇二校長、７２１人）の文化祭「萌樹祭」が、２３日に延岡市東浜砂町の延岡総合文化センターで、２４日に同市古城町の同校で開かれた。「『星』Ｌｅｔｓｔａｒｔここから始まる僕らの星瞬（せいしゅん）」をテーマに練習の成果を披露し、仲間の発表に大きな拍手を送った。

　オープニングでは、この日のために練習を重ねたダンス、歌、電子オルガンの演奏、コントなどを鮮やかな衣装に身を包んで披露。一つ一つの演目の前には、出演するクラスメートの名前を声を合わせて呼び、応援する姿が見られた。

　美術部によるパフォーマンスでは、音楽と手拍子が鳴り響く中、部員８人が真剣なまなざしで、１人１枚ずつチョークアートを描いた。一斉に描き終えると絵を裏返しにして一列に並び、４枚ずつつなげて表にすると、「風神雷神」が出現。会場は驚きの声と大きな拍手で包まれた。

　この他、男女そろいの衣装で元気いっぱいのダンスを披露するグループ、ピアノと歌声と踊りを披露するグループなどがあり、それぞれ個性豊かな発表でオープニングを盛り上げた。

　その後、大ホールでは３年生が学級ごとに取り組んだ演劇を披露し、小ホールでは演劇部の発表や個人発表があった。

　２日目は学校に会場を移し、１年生による合唱コンクール、２年生による学級ごとの展示発表の他、茶道部のお茶会などがあった。

　萌樹祭は、昨年に続き無観客で開催。また、２日目は、体育館と各教室をつないでリモート鑑賞ができるようにするなど、感染症防止のための工夫が行われた。