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子どものやる気を育てよう―えんキッズで子育てセミナー

本紙掲載日:2021-06-24
7面
講話する䅏田智奈美さん

䅏田智奈美さん(延岡出身)が講話

◆「人っていいな体験」をたっぷりと子どもにも自分にも丸を付けよう

 「子どものやる気を育てる工夫やコツ」と題した子育て支援セミナーが15日、延岡市松山町の市子育て支援総合拠点施設えんキッズで開かれた。同市出身で臨床発達心理士、学校心理士の䅏田(のきた)智奈美さん(63)が講話。「子どものやる気を知ることは、子どもだけでなく関わる私たち大人の『しなやかな強い心』も育てます。自分自身のこれからに置き換えて考えてみてください」と呼び掛けた。

 子どもは大人の気持ちや行動を引き出す存在として、また「楽しそう」「自分でやってみたい」という意欲の塊として生まれてくるという。

 スキンシップや言葉掛けなど大人とのやりとりの中で▽安心を感じられる体験▽認められる体験▽楽しい体験の三つを積み重ねながら、土台となる「人っていいな体験」を獲得。田さんは「この『人っていいな体験』の時間を、中学生くらいまでたっぷり与えてほしい」と語った。

 具体的に、認められる体験とは「できたことを認めるのではなく、子どもが今努力していること、今やってみようとしていることを認めてやる。つまり、心に丸を付けてあげること」。

 そして同じように「大人自身、自分の心にも丸を付けてほしい」と䅏田さん。「24日、このセミナーに参加したこと、それも丸。そうやって自分にも子どもにも丸を付けましょう。その積み重ねが、自分自身の健やかな生活につながっていく」とアドバイスした。

 また、楽しい体験とは「与えられる体験ではなく、大人も一緒に時間と場面を共有する体験のこと。子どもは大人が一緒に体験してくれるととてもうれしい。大人も一緒にわくわくすることが大切で、同時に『自分の心は満たされているのか』『どうやったら満たされるのか』と置き換えてみてほしい」。

 そうして、子どもたちに芽生える言葉が「よし、頑張ろう」や「よし、またやってみよう」。つまり、やる気である。

 䅏田さんは「子どものやる気を育てる工夫やコツ。それは決して特別なことではなく、毎日の遊びや生活の中で、大人も一緒にわくわくしながら、子どもから『見て』と言われたら見てあげる。子どもの気持ちに合わせて『そうだね』『面白いね』と言葉を掛けてあげる。そういう毎日を大切にすることで安心感や自己肯定感が育ち、子どもも大人もポキンと折れない『しなやかな強い心』が育ちます」とまとめた。

 䅏田さんは延岡西高校11回生。早稲田大学大学院人間科学研究科を卒業後、主に東京都内の療育施設や総合病院小児科などで「気になる子」や「発達に特別な配慮が必要な子」への発達支援や親支援を行ってきた。また、学校での巡回相談を通し、学校生活におけるさまざまな問題についてアセスメントやコンサルテーションを通し、問題の解決や改善をサポートしてきた。現在、宮崎市在住。えんキッズの子育て相談支援員でもある。

 同セミナーは、えんキッズを運営する社会福祉法人すこやか福祉会(木本宗雄理事長)が、子育て相談事業の一つとして企画し、子育て中の母親ら約20人が参加した。

 質疑応答の時間もあり、「声掛けで子どもに使ってはいけない言葉は何か」、子どもが3歳になるまで母親は子育てに専念すべきという「3歳神話」について「本当なのか」など、日頃の子育てで気になっていることについて、䅏田さんにアドバイスを求めていた。

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