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五輪前にテロ対策強化

本紙掲載日:2021-06-22
3面
担当者から説明を受ける細島港港湾保安委員会のメンバー

26団体参加、保安設備を合同点検−日向市細島港

 東京五輪・パラリンピックの開催を前にテロ対策の強化を図るため、九州地方整備局や日向海上保安署など港湾関係団体は17日、日向市の細島港国際コンテナターミナルで保安設備の合同点検を行った。合同での実施は初めて。

 合同点検は、同整備局宮崎港湾・空港整備事務所や福岡出入国在留管理局宮崎出張所、日向海上保安署、日向署、門司税関細島税関支署など官民26団体で構成する細島港港湾保安委員会が実施。約20人が参加した。

 同会のメンバーは、県北部港湾事務所の職員から説明を受けながら、港湾施設の出入管理の方法や監視カメラ、照明、フェンスなどの保安設備が機能しているかなどを点検した。

 担当者が実際にフェンスに触れて揺らしてみると、サイレンとともに「防犯装置が作動しました」というアナウンスが流れ、しっかりと機能していることが確認された。

 宮崎港湾・空港整備事務所の切田竜也総務課長は「合同で実施し情報を共有することで有事の際に素早い対応ができ、テロ対策の強化にもつながる。定期的に点検は行っているが再確認もできた」と話した。

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