新型コロナ、県内５人−１８日

日向市４人、宮崎市１人

　県は１８日、県内で新たに５人（県３０５６〜３０６０例目）が新型コロナウイルスに感染したと発表した。日向市４人と宮崎市１人で変異株「Ｌ４５２Ｒ」疑い感染者３人を確認した。累計の感染者は３０６０人、Ｌ４５２Ｒ疑いの感染者は４人になった。

　県感染症対策室によると、日向市の４人は２０代男性３人と３０代男性１人。いずれも１７日発表の同市２０代男性の接触者だった。２０代男性３人は同僚で、３０代男性は仕事上で接触があったという。

　１７日発表の２０代男性は海外への渡航歴があり、濃厚接触者は９人で３人は陰性を確認。残る２人は検査予定となっている。

　宮崎市の２０代女性は、同市によると、これまでの感染者の家族という。


◆変異株、新たに３人−

　インドで最初に検出されたデルタ株か、イプシロン株の疑いがある変異株「Ｌ４５２Ｒ」は、１７日に県内初確認を発表。１８日に新たに３人が確認されたと発表した。

　県は、新規感染者と変異株疑い感染者の結びつけはしておらず、４人は１８日発表分までの新規感染者に含まれる。

　変異株疑い感染者の接触者として１０人程度の検査を進めている。「接触者は囲い込みができており、それ以外に感染が拡大する可能性は低い」とみている。


◆入院１３人、重症はゼロ−１７日時点

　１７日時点で県内の入院は１３人で重症者はゼロ。宿泊・施設等療養中が９人でそのうち自宅療養中が３人。入院・療養調整中は５人となっている。

　県北の入院は延岡西臼杵の医療機関の２人。


◆県内ワクチン、医療従事者は今月中−２回目完了の高齢者は１０％

　県は１８日、新型コロナワクチン優先接種の進捗（しんちょく）状況を公表した。約５万人の医療従事者は、８割近くが２回目の接種を終えており、目標とした今月中に完了する見通しが立った。

　県によると、医療従事者は今月１７日時点で、１回目を８８・７％、２回目を７９・８％が接種を終えた。

　８月末までに約３５万人分の完了を目指している高齢者対象の接種は今月１３日現在、４５・３％（１５万６６６４人）が１回目を終え、１０・６％（３万６４８５人）が２回目を完了した。


◆１９日、５人未満

　県は１９日午前、新型コロナウイルスの新規感染者は５人未満と発表した。