国文祭・オペラ合唱団が始動

９月１２日、ガラ・コンサート−延岡

　第３５回国民文化祭、第２０回全国障害者芸術・文化祭のプログラムの一つとして９月１２日に開催される「オペラガラ・コンサート」に出演するひむかオペラ合唱団が５日、練習開始に合わせて延岡市の延岡総合文化センターで結団式を行い、本番成功への決意を新たにした。

　同合唱団はコンサートで、ともにヴェルディ作曲のオペラ「ナブッコ」より「行けわが想（おも）いよ、黄金の翼に乗って」と「椿姫」より「乾杯の歌」を歌う。

　結団式には、団員をはじめソリストら出演者と関係者約３０人が参加。

　主催団体の一つ、ひむかオペラの会の後藤紀子会長は「最後まで楽しみながら本番を成功させましょう」、同じく延岡フィルハーモニー管弦楽団の北林鉄平代表は「９月から一緒に練習するのを楽しみにしています」とあいさつ。協賛するひむかオペラ賛助会の河野裕子副会長が激励した。

　同合唱団の今村愛子代表は「みんなでコンサートを成功させることに努力を払わなければ」と、言葉に力を込めた。

　コンサートのプログラムの確認やソリスト１１人の紹介の後、後藤会長が団員に楽譜の見方やイタリア語の発音を指導した。

　同合唱団員として今回初めて参加した大久保菫さん（１７）は「イタリア語の歌なので難しいが、本番までにしっかりと覚えたい」と話していた。

◆ここ見て、聞いて、楽しんで−

川島徹さん・幅広い年齢層が参加、練習の集大成

　「ひむかオペラ合唱団」の団員として、オペラガラ・コンサートに出演します。私はこれまで、ひむかオペラの「カルメン」「魔笛」「ラ・ボエーム」のステージに参加してきました。

　初参加だった２０１４年の「カルメン」で、自分が何も知らない状態からしっかりとした舞台になるまでのプロセスが面白いと感じ、続けて参加するようになりました。

　合唱団には子どもから大人まで幅広い年齢層の方がいますが、皆さん元気で明るく、年齢を感じさせないような歌声を毎回披露しています。私は７０歳を超えていますが、若い気持ちで歌っているところを皆さんに見てもらえればうれしいです。

　また、ソリストが加わることで、作品の情景をより楽しむことができると思います。合唱団の皆さんはほとんどが素人なので一生懸命練習します。その集大成を、ぜひ見に来てほしいです。新富町在住、７３歳。


◆次回の練習は２０日−団員を募集

　同合唱団は、引き続き団員を募集している。合唱が好きで、練習と公演に参加できる人が対象。経験は問わない。問い合わせはひむかオペラの会事務局長の渡邉行守さん（電話０８０・８９０１・６３７１）まで。

【練習日程】今月＝２０日午前１０時▽７月＝１７、３１日午後６時▽８月＝８日午後１時、２８日午後６時３０分▽９月＝５日午後１時３０分、１１日午後２時（ゲネプロ）