６日から危険物安全週間

本紙掲載日：2021-06-05

8面

取り扱い正しく－関係機関呼び掛け

　「事故ゼロへトライ重ねるワンチーム」を推進標語に、２０２１年度危険物安全週間が６日から始まる。１２日まで。消防本部や危険物安全協会などの関係機関は、広報活動や危険物施設への立ち入り検査などを通して、危険物についての正しい知識や取り扱いを呼び掛けていく。

　危険物はガソリンや灯油などのみと思われがちだが、油性塗料や接着剤、マニキュア、ヘアスプレーなどの日用品まで、多くの製品に用いられている。正しく使えば生活に役立つ半面、取り扱いを間違えば火災や爆発につながり、生命や財産を一瞬で奪うことさえある。

　危険物による火災は毎年多発しており、関係機関は安全週間を通して啓発活動を展開。今年は重点目標に「危険物施設における保安体制の整備強化」と「危険物に対する知識の普及啓発」を掲げている。

　具体的には、①危険物の近くで火気は使わない②危険物容器は丁寧に取り扱う③整理整頓④換気の徹底⑤静電気をためない⑥灯油用ポリ容器にガソリンや軽油を入れない⑦保管方法や危険特性を再認識する⑧消火設備の用意――を訴えている。

　また、危険物取扱事業所に対してはポスターや冊子の配布、啓発用ビデオ・ＤＶＤの貸し出しを通して、危険物施設の防火管理や流出事故防止対策などを指導している。

◆クイズに正解して賞品をゲット－延岡地区危険物安全協会、応募呼び掛け

　延岡地区危険物安全協会（山本秀輝会長）は危険物安全週間に合わせて、抽選で正解者１０人に「防災ラジオ」、同８人に「折りたたみ式ガスこんろ」が当たるクイズへの応募を呼び掛けている。３０日締め切り。

　防災ラジオは懐中電灯にもなる防火・防水性で、太陽光や手回しでも充電が可能。折り畳み式ガスこんろはカセットボンベを使用する小型の１口こんろで食器などを置ける耐熱プレートも備えている。

　問題は２問で、問１は設問内の「○」に入る文字を当てる。問２は４択。
応募ははがきかファクスで受け付ける。はがきには答えと住所、氏名、年齢、職業、電話番号を明記し、延岡市消防本部内の延岡地区危険物安全協会（〒８８２―０８０２延岡市野地町５の２７６１）へ。ファクスは専用の応募用紙で同協会（ファクス延岡３１・０３０３）まで。

　７月中旬に抽選し、当選者にははがきで通知する。問い合わせは延岡地区危険物安全協会（電話延岡２２・７１０２）。

◆危険物安全週間クイズ
【問１】「事故ゼロへトライ重ねる○○○○○」
【問２】次のうち、危険物施設はどれでしょう？①ガソリンスタンド②電話ボックス③郵便ポスト④犬小屋