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新ドクターカー出発式

本紙掲載日:2021-04-19
1面
19日から運用開始した県立延岡病院のドクターカーと医療スタッフ(同病院救急救命センター前)

県北全域をカバー

◆県立延岡病院−医師、看護師と救急救命士が直行

 県立延岡病院に導入されたドクターカーの出発式が19日、同病院で行われ、関係者は県北一円をカバーする救急出動体制のスタートを祝った。

 県北にはこれまで、延岡市内のみでドクターカーを運用。要請があった場合に、市消防本部の車両が延岡病院で医師や看護師を乗せて現場に向かうラピッド・レスポンス方式で出動していた。

 これに対し、新型ドクターカーは日向市と、門川町、美郷町、諸塚村、椎葉村の東臼杵郡、五ヶ瀬町、高千穂町、日之影町の西臼杵郡と、県北9市町村全域を管轄。延岡病院から医師と看護師、救急救命士が乗り込んで直行する。

 その場で処置を開始しながら搬送できる県内初の救急車型。治療をいち早く継続して施すことで、救命率の向上や後遺症の防止・軽減が図られ、中山間地域の救急医療体制が大きく前進すると期待される。

 従来の救急車にはない人工呼吸器や、重症度などを調べる簡易採血検査機器、生体監視モニターなどを装備。現在は美郷町西郷病院とのやり取りのみに限られるが、頭部CT(コンピューター断層撮影)画像伝送装置も備えている。

 通常救急の対応にも当たっている救急救命科のスタッフ(医師3人、救急救命士2人、看護師23人)のみで運用するため、当面の出動時間は平日午前8時30分〜午後5時15分の日勤帯。大規模災害時などは県外であっても、昼夜を問わずDMAT(災害医療派遣チーム)車両として急行する。

 従来の救急搬送は延岡、日向市、門川町、西臼杵3町では消防本部、美郷町は業務委託する日本救急システム社が対応。諸塚、椎葉村は役場職員が担っており、重症者などはドクターヘリを要請している。

 ドクターカーが出動する際も基本的には従来通りだが、管内には商業施設駐車場など約300カ所をドッキングポイント(合流地点)に設定。駆け付けたドクターカーに傷病者を引き継ぐことで、より早く本来業務に復帰できるため、地域の負担も軽減する。

 遠方だとドクターヘリの方が到着時間が早い半面、雨天時など視界不良で飛べない場合も多いほか、飛行中は機内で細かな医療措置ができない。今後は状況によって選択肢が広がり、同時併用も想定しているという。

 出発式ではドクターカーのスタッフや延岡病院の医師らがテープカットをして待望の日を迎えられたことを喜び合い、寺尾公成院長は「これまでは(搬送患者を)待つ救急だったが、19日からは全ての診療科に関わる攻めの救急がスタートする」と力を込めた。

 運用を統括する救急救命センター長で救急救命科長の長嶺育弘医師も「ドクターカーを地域にしっかり根付かせ、県北の皆さんに安心安全な救急医療をお届けしたい」と抱負。準備に尽力してもらった行政や医療関係者、地域住民らに感謝し、運行開始を告げた。

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