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サツマイモを通年出荷

本紙掲載日:2021-04-09
3面
昨年完成した選果場では地元の人が働いている
収穫したサツマイモを手にする梅田代表
喜郷ファームで栽培されたサツマイモ

農業法人喜郷ファーム−梅田さん夫妻が確立

◆団体職員から転身7年目−延岡市北浦町三川内歌糸

 延岡市北浦町三川内歌糸の農業法人・喜郷(ききょう)ファーム(梅田学宏代表)は昨年から、県北では珍しいサツマイモの通年出荷を行っている。農業に就いて7年目の学宏(みちひろ)さん(38)と妻喜香(はるか)さん(36)の二人三脚でサツマイモとコメを栽培。サツマイモの収穫期を終えた今は、品質管理と出荷作業に忙しい日々を送りながら、事業拡大に向けて張り切っている。

 歌糸は学宏さんが生まれ育った所。実家は養鶏と茶栽培を経営していたものの、自身の前職は団体職員だった。過疎化と高齢化が進むふるさとを守り、「次の世代に引き継げる事業を起こしたい」と常々思っていた梅田さんは専業農家への転身を決意。「農業は継がせたくない」と猛反対する両親や周囲を2年かけて説得し、ようやく2015年に希望をかなえ、コメが主力の専業農家としてスタートを切った。

 同時にコメのほかにもう一つ事業の柱がほしいと考え、自身が好きだったサツマイモをオーガニック(無農薬・無肥料)で栽培することに。自身の畑に加えて、後継者がいなくなった近隣の畑を借りて本格的なサツマイモ栽培に乗り出した。

 兼業時代から5アールで行っていたサツマイモ栽培は昨年までに2ヘクタールに拡大。主力品種のシルクスイートと紅はるかの収量は16トンに上った。長期保存にもっとも適した収穫時期を選んでいる上、昨年には選果場を建設、低温貯蔵庫も完備し、年間を通じての出荷を可能にした。

◇6次産業化の構想も

 創業からの努力で個人販売のほか、JA延岡の産地直売所や市内6カ所の郵便局、県外の健康食品会社を通じての販売にと販路を確保。しかし、現在は出荷が好調なため〃品不足〃状態で、21年度は栽培面積をさらに倍の4ヘクタールに拡大する。さらに増産体制を整えるほか、サツマイモを使った加工品を作るという6次産業化の構想も温めている。

 事業を拡大するのは、地元を巣立った後輩たちが高校や大学などを出た後、「あそこに就職したい」と思えるような会社に育てるという夢に後押しされて。それは地元の産業を守り、地域を守るという大きな目標に直結する。

 「農業をしたい若い人は少ないと思う。それは農業に対して誤解されている部分も少なからずあると思うので、この事業を通じて理解してもらえるきっかけにできればと考えています。おかげさまでサツマイモのリピーターも増えて、うれしい評判をいただいています。これからも慢心することなく、良いイモを作り続けていきたい」と意欲を口にした。

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