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日向YEG−お金の大切さ知って

本紙掲載日:2021-04-01
2面
絵本を手にする佐藤会長(中央右)と今村教育長(同左)ら
寄贈された絵本「おかねってなぁに?」

渋沢栄一の視点から学ぶ−市教委に教材本

 子どもたちにお金の大切さを知ってもらおうと、日向商工会議所青年部(日向YEG、佐藤雅人会長、96事業所)は3月30日、市役所を訪れ、「日本資本主義の父」といわれる渋沢栄一のお金にまつわる話をまとめた絵本「おかねってなぁに?」40冊を市教育委員会に寄贈した。絵本は新学期が始まった後、市立図書館や市内の小学校、公民館の図書室に配布する。

 寄贈式は市役所教育委員会室で行われ、佐藤会長(45)から今村卓也教育長に絵本の一部が手渡された。

 絵本は、お金の役割や使い方をはじめ、「どうしたらお金をもらえるの」「幸せを届けるお金とは」など渋沢栄一の視点を通してお金の大切さを学ぶことができる教材本。

 日本商工会議所青年部が、東京商工会議所初代会長を務めた、NHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公で、2024年に新1万円札の肖像画となる渋沢栄一の周知を図ろうと、全国415の商工会議所青年部を通じて3万3000冊を寄贈している。

 今村教育長は「子どもたちに少しでも絵本に親しんでもらい、お金や貨幣のことを理解してもらうために、大切に使わせていただきたい」とお礼。佐藤会長は「内容の詰まった絵本。市内の多くの子どもたちに読んでもらい、お金についてしっかり勉強してもらえればうれしい。大人でも面白い内容なので、家族で読んでほしい」と話した。

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