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鈴木さん(椎葉)最優秀賞を報告

本紙掲載日:2021-03-23
2面
河野知事を訪ねた「アトツギ甲子園」最優秀賞の鈴木宏明さんとファイナリストの松田陽子さん

中小企業庁のアトツギ甲子園

◆知事を訪問−ファイナリスト松田さん(延岡)も

 将来の事業承継者がビジネスプランを競う「アトツギ甲子園」(中小企業庁主催)で最優秀賞に輝いた椎葉村の鈴木宏明さん(33)=鈴木組=と、最終審査に挑んだ延岡市の松田陽子さん(34)=城山ふとん店=が11日、県庁に河野知事を訪ね、これからの夢などを語った。

 初めて全国規模で開催された今大会には、各地の中小零細企業から34歳以下の承継(後継ぎ)予定者101人が応募。書類選考など地方予選の1次、2次審査を勝ち抜いたファイナリスト15人が2月19日の最終審査で、これから取り組もうとする新規事業の計画を個別に発表し、斬新さや実現性、熱意などを競った。

 鈴木さんは建設業や林業などを営む事業所の3代目。2015年からチョウザメ養殖の責任者を任され、その卵を「平家キャビア」の商品名でブランド化することに成功している。

 一方で、チョウザメは絶滅危惧種に指定されているとして、大会ではキャビア生産を軸にして養殖を拡大させる計画を紹介。15年間でレッドリストから脱却させるほどまでに個体数を増やし、世界の需要の25%を担うキャビア生産につなげるビジネスプランを提案した。

 課題は採卵までに8年も要する時間と養殖場所の確保、資金だとして、時間は稚魚生産と養殖の事業を分社化することで効率化。養殖場は全国的に管理が負担となっている廃校のプールを活用し、キャビアを優待提供するチョウザメオーナー制度で持続的な資金確保ができると胸を張った。

 寝具専門店3代目の松田さんは、日本人の睡眠時間が世界で最も少なく、睡眠不足の国内経済損失は年間約15兆円にも及ぶと指摘。睡眠環境寝具指導士として、短くても良質な眠りを提供するプランを説明した。

 個々人で異なる生活や睡眠の環境を科学的に分析し、提携施設で食事、香り、気温、湿度、照度など五感全てに最適な眠りを提供。自宅にいてもオンライン診断で解決したい悩みにピンポイントで応じてもらえるサブスクリプション(定額制)のサービスを、10年内に開始したいと語った。

 2人は河野知事に本番さながらの熱弁で自らのビジネスプランを披露。鈴木さんは現在、美郷町の旧山瀬小学校と日向市坪谷中学校の廃校プールで養殖しており、大会を通して他県からも活用の申し出があったが、県の規定でチョウザメを県外に持ち出せないことになっているとして、「ぜひ宮崎ブランドとして広げていきたいので、後押ししていただきたい」と訴えた。

 松田さんは、延岡市であった「U35―nobeoka(のべおか)未来会議」で建築を学ぶ学生と出会い、今回のプランが生まれたことを紹介。大会では地域の未来を担う後継ぎがいることを印象付けられたとして、「宮崎で働くことで、もっと延岡に注目してもらえたら」と意気込んだ。

 河野知事は2人の話に圧倒されつつ、「初の全国大会ということでモデルがない中、大きな夢をここまで具体的に語る姿に熱意を感じた。次を見据えている姿が素晴らしい」と絶賛し、今後のリーダーシップに期待を寄せた。

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