岩切と木村、合格率３％に挑む−女子ゴルフ

２４日からプロテスト１次予選

　女子ゴルフ「２０２０年度ＬＰＧＡプロ資格認定テスト」１次予選（２４〜２６日、山口県・周南カントリー倶楽部）に、延岡市の一ケ岡ゴルフガーデンスクール（塩屋克介主宰）から岩切美空（１８）と木村鈴菜（１９）が出場する。毎年５００人ほどで競われ、合格者はわずか２０人。合格率約３％の狭き門に挑む。

　岩切は、宮崎日大高を卒業したばかりで今回が初挑戦。２０１９年１０月に兵庫県で開かれた女子ツアーに出場したことで、プロの道により気持ちが強まったという。高校入学時からテストに向け体力トレーニングにも取り組んでおり、これまでの成果を３日間にぶつける。

　新型コロナウイルスの影響で昨年は大会がほとんどなかったが「逆にプロテストで頑張ろうと気が引き締まった。修正できる部分を中心に毎日しっかり練習し、一発合格できるよう思いっきりやりたい」と意気込む。

　木村は２回目の挑戦。宮崎日大高在学時に一度参加し、その時は１次予選を通過した。「周りの励ましの声や協力もあり、あまり緊張していない。美空ちゃんと一緒に合格できるように頑張りたい」と話す。

　市内のゴルフクラブでアルバイトをする傍ら、練習に励む毎日。「コロナの影響で試合勘がないところが心配。絶対に通るとは限らないが１次は通過したい」。アプローチとバンカーに苦手意識があり「グリーン周りから寄せてアプローチする練習を続けたい」と本番を見据える。

　２人を幼い頃から指導している塩屋さんは「自分が今までやってきたことを信じてやってほしい。まずは１次で勢いをつけ、２次、最終へと臨んでもらいたい」とエールを送った。

　プロテストは昨年中に開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となっていた。２次予選は５月１１日から、最終テストは６月２２日から行われる予定。