見守り、犯罪抑止に活用を

日向地区防犯協会に青パト−県防犯協会連合会

　県防犯協会連合会（田代知代会長）は２日、日向地区防犯協会（会長・十屋幸平市長）に、青色回転灯付き防犯パトロール車（青パト）を贈った。日向市市役所で贈呈式があり、同連合会の厚山善光専務理事から十屋会長に目録が手渡された。

　青パトは、全国防犯協会連合会が日本宝くじ協会の助成を受けて全国の防犯協会に寄贈、今年度は全国で２５台が配備された。県防犯協会が日向地区防犯協会に再譲渡する形となる。今後は地域安全活動の広報啓発や、防犯パトロールなどに有効に活用する。

　厚山専務理事は、青パト寄贈事業について説明し、「軽自動車タイプで機動性に優れている。日向地区の安全安心の実現に有効活用してほしい」とあいさつした。

　十屋会長は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で今年度の防犯啓発活動が積極的に行えなかったとし、「有効に活用し、関係団体と連携して啓発活動の充実に努めたい」と述べた。

　贈呈式にはこのほか、日向警察署や日向市安全で安心な街づくり推進協議会のメンバーらが出席。贈呈式後は市役所玄関前で青色回転灯を点灯した青パトを見学した。

　県防犯協会連合会によると、日向地区への寄贈は初めて。現在、日向地区内には固定式の青パトが日向市、門川町、諸塚村、椎葉村に各１台、美郷町に３台。脱着式（個人所有の車）の青パトが、日向市青少年指導員連絡協議会に１７台、門川町五十鈴見守り隊に２０台、同町草川見守り隊に１０台が配備されている。