走春！のべおか駅伝競走大会

展望−中学生の部・県北勢、上位なるか

　「走春！のべおか駅伝競走大会」の中学生の部は２８日、延岡市の西階陸上競技場で行われる。県内の男子１３チーム、女子１４チームが出場。男子は小林と大淀、県北勢では南を中心に展開されそう。女子は小林、三股が筆頭。県北勢は南、土々呂に力がある。

　大会は新型コロナウイルスの感染対策のため、たすきリレーは行わず区間ごとに指定の距離をトラックで走り、その合計タイムで順位を決める。男子は１３キロ（１・３・５区３キロ、２、４区２キロ）、女子は８キロ（１・３・５区２キロ、２・４区１キロ）。市街地コースと違い、どの区間でも仕切り直せることが魅力で、また難しさでもある。

　男子は、３キロ区間を９分台で何人走れるかがカギとなる。持ちタイムで見ると、９分台を４人そろえる小林がリード。３人の大淀、９分５２秒の黒木優理擁する南にも注目したい。女子は、層の厚い小林と三股が軸。南や土々呂、大淀、沖水が追う。

　大会は、例年この時期に県内外チームが参加し競う「天下一！のべおか中学駅伝競走大会」の代替。延岡市陸上競技協会が出場チームを県内に限定した上で、無観客で開催する。


◆市田宏選手がエール・豪華ペースメーカー

　走春！のべおか駅伝競走大会では、男子は旭化成陸上部、女子は宮崎銀行陸上部の選手がペースメーカーを務める。旭化成からは市田宏選手、吉村大輝選手、山口修平選手の３人。宮崎銀行からは黒木裕子選手、陳内桃果選手、鬼塚彩花選手、市原梨花選手、金丸芽生選手、立山莉緒選手、中村朱里選手、福川侑花選手の８人。大会を前に市田選手が電話取材に応じ、中学生にエールを送った。
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　私は駅伝が好きで、駅伝を通じて人間として成長してきました。結果が良いものでも悪いものでも、みんなで協力してつなぐとその成果が結果になります。みんなで一つの目標に向かってやり遂げるような駅伝にしてほしいです。

　昨年はコロナの影響でさまざまな大会が中止となり、今年の天下一中学駅伝も例年通りにはできませんでした。それでも先生たちや関係者が尽力したおかげで、代替開催されたことに感謝してほしいです。

　私自身もこういった駅伝は経験したことがなく、新しいことで本当に楽しみにしています。大会が行われていない状態なので、応援してくれている人や地域の方にも何か伝わるものがあればいいと思っています。

　ゴールデンゲームズのように看板たたきなどをすると聞いています。今年開催予定のゴールデンゲームズを前に、盛り上げてくれる好レースになるのではと期待しています。

　走りでしかみんなの力になれないので、子供たちに夢と希望を与えられるよう、自分ができる限りのペースメーカーをできればいいです。