愛宕山の多彩な植物

３月５日まで林田孝さん写真展−虎彦サロン

　延岡市桜園町の林田孝さん（７４）による写真展「第２回愛宕山の四季」が、同市幸町の虎彦サロン（上田耕市代表）で開かれている。３月５日まで。開場は午前８時〜午後７時（最終日は午後５時）。色とりどりの草花のアップや四季折々の景色を、Ａ４サイズでカラープリントした約１００枚がサロンを彩っている。

　林田さんは延岡高校を卒業して５０周年を迎えた６８歳の時、東京に住む同級生から「宮崎県北の情報を発信してほしい」と言われたことをきっかけに、ＳＮＳ（ソーシャル・ネットワーキング・サービス）のフェイスブックを始めた。

　当時、健康づくりに愛宕山へウオーキングに行っていたことから、途中で見つけた草花や四季折々の景色を写真に収め、「今日の愛宕山」というタイトルで発信。同級生らに喜ばれている。

　同サロンでは２０１７年に続き２度目の写真展。コロナ禍で沈みがちな地域のムードを明るくしてほしいと、昨年の夏から上田代表に開催を打診されていたという。

　１７年以降に撮影した写真を「春」「夏」「秋」「冬」「蝶」のコーナーに分けて展示。「春」にはヤマツツジやミツバツツジの群生、「冬」にはヤブツバキや紅白のサザンカなど。「蝶」のコーナーではミヤマカラスアゲハやルリタテハなどの色鮮やかなチョウを写した作品が、訪れる人たちを楽しませる。

　「たくさんの写真の中から選んで印刷するのは時間がかかったが、愛宕山にこんな美しい草花があることを知ってもらえたらうれしい。併せて愛宕山から見た市街地の景色を楽しんでもらえたら」と林田さん。