全日制、過去最低０・８２倍

県立高校一般入試志願状況−県教委

◆定時制０・３７倍−試験は３月３、４日

　県教委は１８日、２０２１年度県立高校一般入試の志願状況を発表した。全日制は５２７３人の募集人員に対し４３４２人が志願、倍率は０・８２倍（２０年度比０・０８ポイント減）で過去最低だった。１倍を切ったのは１７年度以降５年連続。定時制は４３７人の募集枠に志願者１６１人で０・３７倍（同０・０５ポイント減）。全日制、定時制合わせた倍率は０・７９倍（同０・０８ポイント減）だった。

　県北の全日制９校のうち、富島の経営情報科は４０人（募集人員２４人）が志願、倍率は１・６７倍で最も高かった。次いで延岡工の土木が３３人（同２０人）で１・６５倍、同じく情報技術科が３１人（同２０人）で１・５５倍と高く、延岡のメディカル・サイエンス科が７５人（同６０人）で１・２５倍、日向工の機械科が４０人（同３２人）で１・２５倍などと続いた。

　普通科は延岡を除く高千穂、延岡星雲、日向で定員割れ。延岡商は全４学科、高千穂は全３学科、延岡星雲、門川、日向も全２学科で１倍を割り込んだ。

　県全体で最も倍率が高かったのは、宮崎大宮の文化情報科で２・１７倍。佐土原の産業デザイン科が２・１５倍、宮崎南のフロンティア科が１・７９倍で続いた。最も低かったのは福島の普通科で０・０３倍。延岡商の流通経済科が０・２１倍で２番目、門川の福祉科が０・２６倍で３番目に低かった。

　志願変更は２２、２４日に受け付け。試験は３月３、４日に行われ、１７日に合格者が発表される。