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コロナリポート−続く売上げ減「恐ろしい」

本紙掲載日:2021-02-13
1面
早朝、配送車に発注のあった酒類を積み込む「新酒販」の従業員。倉庫に積まれた酒類のケースや箱も現在は少ない状況という

新酒販の山口社長

◆今が踏ん張りどころ−でも手の打ちようがない

 「望むことは、以前のようにイベントなどが開かれ、人が動けるようになること。元通りに戻ることですかね」。新型コロナウイルス感染症の影響でにぎわいが消えて久しいまちの様子に、延岡市卸本町で「新酒販」を経営する山口博司さん(55)は肩を落とした。

 同社は、飲食店を中心に酒類を販売する業務用酒販店のほか、スーパーマーケットなどにも酒類を卸す卸売酒販業。注文があった酒類をケースや箱ごとトラックに積み込み、県北地域はもちろん県内一円の酒販店などに配送している。

 「影響が出始めたのは1年前の昨年2月ごろ。業務用に関しては、ただでさえあまり良くなかった上にコロナ。悪い状況が続いている」。酒類は金額が高く、売上額も大きくなるため、コロナ禍による落ち込みは酒販業界全体に深刻な影響を与えているという。

 特に飲食店に酒類を販売する業務用酒販店は、夜を中心に従業員やアルバイトが多くいるため、感染防止対策に伴う外出の自粛の呼び掛けや、飲食店の休業や営業時間短縮の要請などで、「売り上げは相当に厳しいのではないか」と心配する。

 当然、山口さんの会社も大きな打撃を受けている。「1月の売り上げは相当悪く、前年の50%を切る状況。もともと今期はずっと売り上げ減が続いているが、この半年間の売り上げ減は数億円になる。恐ろしい」と声を細めた。

 加えて、発注先の酒販店への配送業務は止めるわけにはいかないため、社員を休業させることができず、売上額が減少する中で人件費や配送などに必要な経費は変わらない状態が続く。雇用調整助成金も利用できないのだという。

 コロナ禍で歓送迎会や花見、夏の祭りやイベント、お盆帰省、忘・新年会でにぎわう年末年始など、人出が見込める飲食店の書き入れ時を全て失った一年。「人出が戻るかと期待しては、また落胆の繰り返し。心が折れ、働く楽しみもなくなってくる」と話す。

 ただ、従業員の雇用と生活を守るため、声を落としてばかりもいられない。「雇用と生活を守るには会社を残すこと。会社の資金は切り詰め尽くしているが、何とか今を乗り切り、生き残っていくしかない。従業員に休んでくれと言うわけにはいかない」と力を込める。

 山口さんは、飲食店と関連業界は早い段階から影響を受けたが、影響はその他の業界にも広がっているため、今年一年も取り巻く経済環境はさらに厳しさを増してくるだろうと予測している。

 「経済を回すのにどの歯車が欠けても駄目。今が踏ん張りどころ。自力で何とかしたいが、手の打ちようがないのが正直なところ」と現状に合った支援を求める一方で、「人が動くことができるよう全力で取り組んでほしい。それ以外は何も望まない」と話していた。

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