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風景や加工写真など50点

本紙掲載日:2021-02-09
7面
アートギャラリーマサコで初の個展を開いている笠村陽一さん

アートギャラリーマサコ−延岡

◆13日まで笠村陽一さん初の個展

 風景写真などを撮り続けている笠村陽一さん(71)=延岡市稲葉崎町=の初の個展が13日まで、同市中町のアートギャラリーマサコ(チムニー1階)で開かれている。観覧無料。開場は午前10時〜午後6時(最終日は同4時まで)。

 笠村さんは屋外広告業を営む傍ら、趣味で40代後半から風景写真を中心に撮り続けている。「山などに足を運び撮りたい風景を探す時間が楽しい。何より気持ちが落ち着く」という。

 会場には、岩をつかむように根を張る巨木を撮った「掴(つか)む」=県美展・準特選=や海辺に立つ子ども2人のシルエットを撮った「約束」=日向市美展・特選=など約50点を展示している。

 また、数カ月前から制作に取り組んでいる加工作品も一緒に展示。自身が撮影した写真をパソコンで芸術的に加工したもので、花火を万華鏡のようにレイアウトした作品や、レース用自転車に乗った人が宇宙空間を走っているように見える作品などが並ぶ。

 「風景の写真も加工した写真も、自分の感覚としては同じもの。今は加工作品を作るのが面白い。どれだけ自分のイメージに近づけることができるか、これから挑戦していきたい」と話している。

 初の個展に「これだけの数の作品を並べて見るのは自分でも初めてのこと。よくここまで撮り続けてきたなと思う。うれしいです」と笑顔を見せる。

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