県社会教育功労者表彰

山本さんに伝達−ボーイスカウト組織活性化に尽力

◆優良団体・施設は旭小ＰＴＡ

　社会教育の振興に功績があった個人、団体に贈られる県社会教育功労者表彰、県社会教育優良団体・施設表彰の伝達式が１月２８日と１日、延岡市役所であった。同市の澤野幸司教育長から、県社会教育功労者表彰を受けた山本裕見子さん（６２）＝日本ボーイスカウト宮崎連盟北部地区コミッショナー＝と、県社会教育優良団体・施設表彰を受けた市立旭中学校ＰＴＡ（吉田貴章会長）に表彰状と盾が贈られた。

　山本さんは、ボーイスカウトのリーダーとして２０年余りのキャリアを持つ。次世代を担うリーダーの養成に尽力し、組織の活性化を進めている。

　表彰を受け、「みんなに支えられ、関わることができたことをうれしく思う」と喜びを語った。

　旭中ＰＴＡは、旭小学校ＰＴＡとの合同研修会や、青少年育成協議会と連携した地域ぐるみの活動を実践。また、市危機管理室や地区の防災ネットワークとの地域防災活動にも取り組んでいる。

　代表で表彰を受けた吉田ＰＴＡ会長は「保護者や地域の方々、学校の職員、子どもたちがいたからこその受賞。身が引き締まる思いで今後も活動していきたい」と話した。

　なお、旭中ＰＴＡと同じく優良団体・施設表彰を受賞したガールスカウト宮崎県第４団については、すでに県から推薦団体を通じて表彰状が贈られている。

　同団は、地域社会や行政との関わりが深く、月２回の活動では野外活動や防災、自己肯定感の向上など広い視野を持って活動。宮崎県連盟全団の手本となっている。