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冬鳥ルリビタキ

本紙掲載日:2021-01-14
7面
鮮やかな瑠璃色をしたルリビタキの雄(延岡市下三輪町で)

幸せ運んでね

 瑠璃色の羽をした美しい姿から「幸せの青い鳥」といわれるルリビタキ(ヒタキ科)が、この冬も県北の山あいに渡来している。

 全長14センチでスズメよりやや小さい。頭から尾にかけて瑠璃色をしているのは雄。雌は褐色で尾羽が青っぽい。どちらも脇のオレンジ色が目立つ。

 冬は低山や麓に移動し、地上で昆虫などを捕らえて食べる。ヒッヒッ、クックッと聞こえる地鳴きはジョウビタキとよく似ている。

 「みやざきの野鳥図鑑」によると、県内には主に冬鳥として10月ごろから渡って来るが、2002年に高千穂町の祖母・傾山系で繁殖が確認されている。個体数の減少から県の絶滅危惧種に指定されている。

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