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ケアプリに行こう−無料介護予防サービス

本紙掲載日:2021-01-13
7面

自立生活を維持するために−延岡

◆バスなど活用、自力で通所

 延岡市内3地区で開講したケアプリのべおか。バスなど地域公共交通を利用して訪れた高齢者に、市から委託された事業者が無料で介護予防サービスを提供、生活機能の維持・向上、自立した在宅生活の継続を目指す。8日には、長浜町のヘルストピア延岡内でケアプリのべおか「ヘルストピア」が開講し、同館の利用者ら8人と事業者のNPO法人ゆめの木(松本由美子理事長)のスタッフ3人、講師3人が参加、開講式に臨んだ。

 「ヘルストピア」は、恒富東圏域からの通所者が対象。毎週金曜日の午前10時30分から午後0時30分まで、認知機能低下予防と運動機能向上・改善、栄養状態改善、口腔(こうくう)機能向上・改善などを目的とした体操教室や栄養改善教室などを行う。

 開講式と初回講座には、同施設の巡回バスなどで訪れた8人が参加。手の消毒や体温測定などしたあと、スタッフの看護師が血圧や酸素濃度などを計測して体調をチェックした。

 事業を行うNPO法人の理事が、「学校に保健室があるように、暮らしの中にも保健室をつくり、健康や介護など無料で相談を受け付けています。ぜひ気軽に相談に訪れてください。また、訪問看護ステーションも昨年4月に稼働しています」などとゆめの木の概要を説明。松本理事長が「私も高齢者の1人です。皆さんと一緒に『最後まで自分らしく生きる』をテーマにしっかりと学びましょう」とあいさつした。

 この後、参加者が自己紹介。北小路から訪れた73歳の男性は「妻の介護認定を届けにきのう市役所を訪ね、そこでケアプリの講座がきょう開催されることを知り、参加することにしました」。

 ヘルストピアに通う北一ケ岡の85歳の女性は「5年前に夫が亡くなり、一時はストレスで歩けなくなり寝たきり寸前でしたが、週に1回のデイケアなどで歩けるようになりました。今は、毎朝遠方に住む娘とメールするのが楽しみです」。

 一ケ岡の80歳女性は、「ボウリングをするのが楽しみ。足腰が疲れるのでヘルストピアに通っていますが、夫が亡くなって5年、いろいろと不安になり、この講座に通うことにしました」。

 母親の介護で東京から帰ってきた女性は「母が倒れ、7年前に帰って来ましたが、運動だけは続けていかなければと、ヘルストピアに通い、プールで1キロ泳いでいます」。いつものようにヘルストピアにやって来たという80歳代の女性は「3階でエレベーターを降りるつもりでしたが、4階で止まったので、何があってるかも知らず参加しましたが、それが良かった。勉強になりました」などと話した。

 それぞれの講座を担当する言語聴覚士、歯科衛生士、管理栄養士、調理師が今後のスケジュールや講座内容などを紹介。

 言語聴覚士の渡會心さんは「口の筋肉をどう鍛えるかをテーマに話します。皆さんの口がどんな状態かを最初に把握し、点数を付ける。その後、良くするにはどうしたらいいかを考え、『より美しく、食べやすく、しゃべりやすく』という効果がある〃健口体操〃を提案します」。

 歯科衛生士の甲斐きくえさんは「歯科衛生士として30年、ひたすら人の口を見てきました。自分の歯をいつまでも元気に保つためには、しっかり口を閉じて飲み込むこと。また、立ち上がる時も歯をしっかりかむことが大切です」。

 管理栄養士の安藤初美さんは「『ぴんぴんころり』を目指して頑張りましょう。皆さんの健康診断のデータを見て、高くなった血圧や血糖値などを少しだけ戻す話をしていきます。余計な物を体に入れるから、その分、体も余計なことをしなければなりません。砂糖や塩分など私が知っている話をしますので、皆さんが知っていらっしゃる知恵を拝借させてください」などと話した。

 最後に、ストレッチやセルフリンパマッサージなどで体をほぐした。

 各講座の講座日程は次の通り。65歳以上が対象。受講希望者は、それぞれの事業者まで。

◇「ななせ」は木曜
【ケアプリのべおか「ななせ」】
株式会社ななせ(電話延岡22・1777)、延岡市日の出町2丁目▼最寄りのバス停=延岡駅▼時間=基本的に毎週木曜日午後2〜4時(21日から、1月は不定期開催)▼内容=認知機能低下予防(運動・口腔機能に関する内容も)、楽しみながら認知症予防!Letsトレパチ!▼人数=15人まで

◇「ヘルストピア」は金曜
【ケアプリのべおか「ヘルストピア」】
NPO法人ゆめの木(電話延岡27・2935)、同市長浜町3丁目のヘルストピア延岡4階健康スタジオ▼最寄りのバス停=ヘルストピア延岡▼時間=毎週金曜日午前10時30分〜午後0時30分▼内容=認知機能低下予防と運動機能向上・改善、栄養状態改善、口腔機能向上・改善(週替わり)▼人数=20人まで(入館料が必要)

◇「北浦」は火曜
【ケアプリのべおか「北浦保健福祉センター」】
NPO法人北浦お守り隊(電話080・2773・1350)、同市北浦町の北浦保健福祉センター▼最寄りのバス停=古江、保健福祉センター▼時間=毎週火曜日午前10時〜11時30分▼内容=運動機能向上・改善、栄養状態改善、口腔機能向上・改善、認知機能低下予防(週替わり)▼人数=20人まで

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