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▽L サイズ 1枚 300円
▽LL サイズ 1枚 500円
▽A4 サイズ 1枚 1,200円
(A4サイズはラミネート加工もできます。ラミネート加工は500円追加) |
L サイズ
(8.9×12.7センチ) |
1枚 300円 |
LL サイズ
(12.7×17.8センチ) |
1枚 500円 |
A4 サイズ
(21×29.8センチ) |
1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加) |
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提供できない写真もありますので、まず、本社にお電話をください。
掲載日などをお聞きし写真を確認した上で準備します。
受け渡しは、本社または支社、支局に来社していただくことになります。
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松原町の松田さんが特許取得−延岡
延岡市松原町の松田秀人さん(71)がこのほど、有害鳥獣駆除に欠かせない「くくりわな」のワイヤーをセットする〃トリガー〃と呼ばれる金具に関する特許を取得した。従来のくくりわなは、慣れた人でも設置に時間がかかっていたが、新たに考案したトリガーを使えば狩猟経験が浅い人でも短時間で簡単に設置できるように工夫されている。
松田さん自身、豊富な狩猟経験を誇る。代表を務めるマツダコーポレーションは2015年に「認定鳥獣捕獲等事業者」として県内第1号の認定を受けている。この認定を受けると、被害農家からの相談があれば、猟期に関係なく全国どこでも駆除ができるという。
狩猟で得たイノシシやシカの肉を高品質なジビエ食材として提供、普及を目指す延岡市ジビエ振興コンソーシアムの代表も務めており、九州のジビエを推進する先駆者でもある。
わなの開発も、自身の経験を振り返りながら「もっと仕掛けやすいわなを作れないか」と思い立ち、約3カ月かけて試作を繰り返した。
半円状の金具の両端をビスで止めて〃トラバサミ状〃の可動式にした上で、網状の踏み板を溶接した金属の棒をストッパーにして開いた状態にして、わな本体のワイヤーを巻き付ける。そこを獲物が踏んでつっかえ棒を動かすと、ワイヤーを固定していたトリガーが外れて一瞬でワイヤーが閉まる。
仕組みそのものは16年に完成しており、これまでにイノシシやシカのほか、アナグマ、タヌキなどを捕獲した実績がある。
同年10月に宮崎市の特許事務所を通じて特許申請していたが、審査には4年もかかった。11月10日付の登録証が届いたころには、すっかり忘れていたといい、思わぬ吉報となった。
「括(くく)り罠(わな)用トリガー装置」と名称の入った認定証を手にした松田さんは、「高校受験に合格した時以来のうれしさ。いや、それ以上、『やったぜ』という気持ち」と満面の笑顔。
ストッパーの位置を微調整することで、大きな獲物から小さな獲物まで確実に捕獲できる。成果はこれまでに実証済みで、完成した時から自信はあったという。「金具の切り込みの位置や接合部分を何度も試作しました。売ってもうけるということではなく、自分が使うことが一番だったので、納得のいく物を作りたかった」
同社で既に商品化しており、広く普及を目指している(税込み5500円)。「仕掛け方や仕組みは猟をする人なら、見れば分かります。今後は全国の有害鳥獣を駆除するハンターに安くて簡単に使えるわなを提供できます」と胸を張った。