青少年健全育成－善行児童と功労者を表彰

本紙掲載日：2020-12-26

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子どもを伸ばすかがみ会－五ケ瀬

　五ケ瀬町内のＰＴＡ役員や学校長らで構成し、青少年の健全育成に取り組む「子どもを伸ばすかがみ会」（寺本俊文会長、２４人）は今年度の善行児童生徒および青少年健全育成功労者を決めた。２２日、町内の小中学校で表彰伝達式が行われた。

　例年は対象者全員を集めて表彰するが、今年度は新型コロナウイルス感染防止のため、学校単位で行った。各校の学校長が、対象の在籍児童生徒や校区内の功労者に表彰状を手渡した。

　このうち、善行児童として表彰された坂本小学校６年の平木莉優（りあん）さん（１２）は、学校の環境・福祉委員長としてごみを率先して集め、全校児童をまとめてボランティア活動に取り組んでいる。また、授業やスポーツ少年団活動にも手を抜かず、周囲からの信頼も厚い。

　坂本バレーボールスポーツ少年団のエースとしても活躍しており、６年生になった時の作文では、「皆から憧れられる存在になりたい」と発表し、目標に近づけるように頑張ってきたという。

　「頑張りが認められてびっくりしたし、うれしかった」と平木さん。小学校生活も残り３カ月。「コロナ禍で皆に会えない時間もあった。一緒に遊んだり、勉強を教えてもらったりして、（校内で）６年生が一番仲の良いクラスになりたい」と話した。

　善行児童および青少年健全育成功労者（団体）は次の通り。

【善行児童】吉村愛優（鞍岡小６）、甲斐虎生靖（三ケ所小６）、平木莉優（坂本小６）、佐伯澪架（上組小５）、五ケ瀬中生徒会総務（甲斐南沙、松本わかな、山下雄大＝全員３年）、丸龜孝太朗（五ケ瀬中等３）

【青少年健全育成功労者】吉田健二、畦池祐助、宮ノ原若桜会（宮野譲会長）、甲斐敏次、藤岡吉照、佐藤亨（五ケ瀬駐在所所長）、甲斐伸一

◆努力目標入り下敷き－町内の小中学生全員に贈る

　子どもを伸ばすかがみ会は、同会が努力目標として児童生徒に実践してほしいことを記した下敷きを初めて作成、２２日までに五ケ瀬中等教育学校１～３年生を含む町内の小、中学生３３２人に贈った。

　コロナ禍などで社会情勢が不安な中、かがみ会が定めた努力目標という〃原点〃を改めて意識してもらいたいと作ったという。下敷きのもう片面には「五ケ瀬町家庭教育五ケ条」が書かれている。

　努力目標は「明るく大きなあいさつをします」「五ケ瀬町をみんなで美しくします」「友達と仲よくします。いじめ・差別はしません」など七つ。

　寺本会長は、努力目標がＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）にも通じるとして「今、七つすべてが大事な時代ではないかと思う。子どもや保護者が下敷きを見て再認識し、行動してもらえたら」と話した。