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コロナリポート−文化祭、工夫して開催

本紙掲載日:2020-12-23
3面
大型スクリーンに映し出された映像を見る保護者。前後左右、十分に間隔を空け、150席が用意された
PTA会館がバザーの会場。3カ所の窓を学年別に使い、物品の引き渡し場所になった

延岡市岡富中の試み

◆生徒の発表、事前に収録−保護者がスクリーンで鑑賞

 「子どもたちの活躍の機会を失いたくない」―。新型コロナウイルスの影響で多くのイベント等が中止となる中、各学校では、工夫して学校行事が行われている。

 延岡市立岡富中学校(粟田茂樹校長、301人)では11月29日、文化祭「楠(くす)の葉祭」とPTAバザーが開かれた。「コロナ禍だからこそできることを」と、全ての発表を事前に収録。当日は、体育館のステージに設置された大型スクリーンを通し、保護者らが子どもたちの活躍を見守った。

 実施したのは「この学年でできるのは今年度だけ。なんとかして行事を実施したい」という同校の強い思いからだった。

 「密」を避けるため、小規模校を除く多くの学校で全校生徒が屋内施設の1カ所に集うことができない状況が続いた。

 10月以降、状況は緩和されたが、不安を取り除けないなどの理由から、全校生徒を1カ所に集めるのを避ける学校もあり、同校もその一つだった。今年度3学年がそろったのは体育大会の時のみでしかも運動場。体育館で集合したことは一度もないという。

 撮影、編集を担当した佐保博光教諭によると、実施を前提に「どうすれば安心安全な場で保護者に子どもたちの活躍を見てもらえるか」と検討を重ね考えた方法が、生徒の発表を事前に収録することだった。

 10月初旬から順次撮影を始め、編集も含めて本番直前まで作業は続いたという。

 発表当日、生徒が各教室で授業を受ける中、保護者のみが会場の体育館でビデオを視聴。入退場自由のため、事前に配布されたプログラムで子どもの出番の時間を確認して訪れ、スクリーンに映し出される姿を見守った。

 約3時間30分に及んだ〃発表会〃には、学習成果発表やピアノ演奏、ダンス等の個人発表、そして飛沫(ひまつ)感染の懸念から練習に苦労した「合唱コンクール」もあるなど、例年と変わらない充実した内容。声を出しての練習ができず、1学期はハミングで音取りするなど工夫したという合唱では、マスク姿で間隔を空けて並んだ生徒たちが、美しいハーモニーを響かせた。会場には絵画や調べ学習の展示などもあった。

 全ての発表が終わると、会場は大きな拍手に包まれた。1年生の保護者の女性は「このような状況の中で工夫し、保護者を招いて行事をしてくださることがうれしかった」と話した。

 実施には同校PTA(荒木大介会長)の協力も大きかった。会場入り口では受付を担当。検温や手指消毒、名簿記入を終えた人にはマスクにシールを貼る工夫がされた。また、バザーは前もって注文を取り、封筒にお金を入れて持参し交換する方式で実施。「PTAの協力があったからこそ。本当に心強かった」と川原寛幸教頭は感謝した。

◆希望者の少ない個人発表に9組もの応募

 「コロナ禍だからこそ」と工夫した中で新たな発見もあった。例年希望者が少ない個人発表に9組もの応募があった。

 「ステージに立つことに恥ずかしさがあった子どもにとって、撮影して流すというが良かったのではないか」と佐保教諭。「子どもの新しい一部分を発見でき、その姿を保護者に見てもらえたのがうれしい」と話した。

 生徒は翌週、総合的な学習の時間を使って学年別にビデオを鑑賞。「合唱コンクール」も、楠の葉祭当日に来場した保護者、全校生徒の投票により、賞を決めたという。

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