延岡の食材で料理しよう

高校生が考えたレシピ集「食のリボン」

◆市が作成

　延岡市農業畜産課は、同市の食材を使って高校生が考案した料理のレシピ集を作成した。市内の道の駅、イオン延岡店などに設置しており、「レシピ集を活用し、家庭でも地元のおいしい食材を使った料理を作り、食べてほしい」と呼び掛けている。

　レシピ集は地産地消の推進が目的。「伝統的な郷土料理や加工品を次世代へ伝える。延岡の食材を使った新しい料理を創り出す。『食』と『食卓』を、『伝統』と『未来』を、リボンで優しく結びつないでいく」という思いを込め、「食のリボン」と名付けられた。

　第１弾と第２弾があり、第１弾には昨年１２月、同市の郷土料理や加工品などの磨き上げを目的に講師を招いて開いた「求評会」に出品した延岡学園高校調理科と延岡工業高校生活文化科の生徒のレシピ１２品を掲載。今年２月ごろに完成した。

　第２弾はコロナ禍で消費の落ち込んだ牛肉と夏野菜を使った料理をテーマに両校の生徒にレシピの考案を依頼。１１品が掲載されている。

　それぞれ、高校生の豊かな発想で生み出されたレシピに、デザイナーが撮影した食欲をそそる写真が添えられており、Ａ４用紙にフルカラーで印刷されている。

　レシピ集は市内三つの道の駅の他、ふるさと市場（同市恒富町）、イオン延岡店（同市旭町）に置かれており、自由に手に取ることができる。また同市のホームページからもダウンロードできる。

　同課は現在、レシピ集の設置に協力してくれる店舗も募集中。問い合わせ先は農業畜産課（電話延岡２２・７０１８）。