延岡市議会１２月定例会が閉会

一般会計補正など４６議案を可決

　延岡市議会１２月定例会は１８日、総額１億６２２３万円の一般会計補正案（１〜３次分含む）など４６件を可決、人事案１件に同意、条例案１件を閉会中の委員会継続審査として閉会した。一般会計総額は７８４億９４９７万円となった。

　新型コロナウイルスの感染防止に関する第７次緊急対策などを盛り込んだ総額２億９７９８万円の一般会計補正（１次分）の主な事業は、同感染症対策利子補給基金積立金に１億８９６万円、小中学校感染症対策・学習保障支援事業に５２５０万円など。

　緊急対策以外では、子育て支援総合拠点施設整備事業に７２９０万円、移住・子育て住まい支援事業の申請件数増加に伴う補助金増額に２２００万円、空気呼吸器用ボンベの空気充填（じゅうてん）設備の整備費として５４６万円など。

　同補正（２次分）は総額２億３１９９万円の減額。主なものは、野口遵記念館建築工事の入札不調で、事業費と工期の見直しが必要となったことに伴う調整として１億４７８５万円の減額。人事院勧告に基づく市一般職職員給与条例改正に伴う人件費の補正など。

　同（３次分）は、ひとり親世帯臨時特別給付金事業に９６２４万円。国の総合経済対策を受け、低所得のひとり親世帯の生活を支援するため、臨時特別給付金の再支給を行う。

　このほか可決されたのは、市国民健康保険特別会計補正案など予算案件が９件、市火災予防条例の一部改正案など条例案件が４件、指定管理者の指定や工事請負契約の締結などその他案件が３０件。

　市政策等の形成過程における市民等参加条例の制定案については、引き続き検討を要するとして、閉会中の継続審査とした。

　人事案は任期満了に伴う市固定資産評価審査委員会委員に弁護士の山田文美氏（３５）＝恒富町＝を選任することに同意した。

　陳情は、「『愛宕山公園』を『愛宕山笠沙（かささ）の御碕（みさき）公園』へ改称することを求める陳情」を採択、「緊急雇用者の契約期限延長の条件等について緩和を求める陳情」を不採択とした。

　また、同定例会期中は、市一般職職員給与条例の一部改正など４議案を可決している。