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新たに発足−世界農業遺産国内認定地域連携会議

本紙掲載日:2020-12-21
3面
オンラインで開会あいさつをする甲斐宗之高千穂町長

県と市町村の会議を解散、新組織に

 高千穂町、日之影町、五ケ瀬町、諸塚村、椎葉村をエリアとする世界農業遺産(GIAHS=ジアス)高千穂郷・椎葉山地域など国内11の同遺産認定地域で構成する組織世界農業遺産国内認定地域連携会議が発足した。このほど、その設立会と研修会がオンラインで行われた。

 同連携会議(通称・J―GIAHS会議)は、同認定地域の県でつくる世界農業遺産広域連携推進会議と市町村でつくるJ―GIAHSネットワーク会議の取り組みを効率的、効果的に行うために両会議をいったん解散、認定地域の県と市町村を構成員とした新たな組織として設置された。

 各地域の成功事例や課題などを共有、価値を高める取り組みを共同で行うことなどを目的としている。

 設立会には、同連携会議と日本農業遺産認定地域の関係者ら約80人が出席した。

 同高千穂郷・椎葉山地域活性化協議会会長の甲斐宗之高千穂町長は、「連携会議を構成する地域の活動が強い連携でより活発に展開されてほしい」とあいさつ。出席者は、各地域の魅力向上のため互いに連携を図っていくことなどを確認した。

 研修会では一般社団法人ツーリズム高千穂郷やFAO(国連食糧農業機関)GIAHS事務局の遠藤芳英GIAHSコーディネーターによる基調講演なども行われた。

 設立会と研修会とも高千穂町で開催の予定だったが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けてオンラインで開催となった。

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