新型コロナ−県内１２人、いずれも宮崎市

愛知県の来訪者と接触−１０例目クラスター・１８日

　宮崎市は１８日、新たに１２人（県６３５〜６４６例目）が新型コロナウイルスに感染したと発表した。愛知県からの来訪者と接触した１１人の感染を確認した。同市は、来訪者を中心に会食などを介して、感染が拡大したとしてクラスター（感染者集団）と認定した。同市のクラスターは８例目、県内では１０例目。

　クラスター関連は、６３５例目の３０代男性、６３６例目の３０代男性、６３７例目の３０代男性、６４１例目の４０代男性、６４２例目の２０代男性、６４３例目の３０代男性、６４４例目の１０代男性、６４５例目の２０代女性。さらに、１７日発表の６２５例目の３０代男性、６２７例目の２０代男性、６２８例目の２０代女性は１１〜１３日に愛知県在住の感染者と会食したり、会っていたりしていたことが分かっている。

　この愛知県からの来訪者は少なくとも１１〜１３日に滞在。３人のほか、十数人と会食をしていた。１５日に愛知県内の保健所から、宮崎市保健所に感染確認の連絡があり、接触者を調査、１８日発表の８人と１７日発表の３人の計１１人をクラスター関連と認定した。

　同市健康支援課は「公私両面で来訪し、個別や複数で知人らに会い、複数の場面で感染が拡大した。接触者については非常に高い確率で追えているが、家族などへ感染する可能性は高い」とクラスター認定の理由を説明した。


◆新しいクラスター以外では４人

　１８日発表の宮崎市分で、クラスター以外の新規感染者は４人。

　入居者、職員２５人の感染が確認されている住宅型有料老人ホーム「黎明荘」では１７日に一斉検査を実施し、６４０例目の５０代女性職員が陽性と分かった。

　６３８例目の４０代女性は６２９例目の７０代女性の家族。クラスターが発生した銀行員の家族。

　６３９例目の３０代女性は、６１４例目８０代女性、６１５例目９０代男性の子ども。

　６４６例目の４０代男性は、医療機関を受診し感染が判明した。


◆入院３４人、重症者は２人−１８日時点

　県内では１８日発表分の新規感染者は宮崎市以外にはいなかった。

　県内の累計感染者は６４６人。県によると、県内の入院中は３４人で重症者は２人。７人が自宅療養中で２５人が宿泊・施設等療養中。１２人が入院・療養調整中となっている。