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九州豪雨、復興の一助に

本紙掲載日:2020-12-14
2面
人吉市の中学校に寄付金を贈った日向アンクルズの那須さん、三樹監督(左端から)黒木さん(右から2番目)=提供写真=

ソフトボールで交流・日向アンクルズ−熊本・人吉市に寄付

 日向市のソフトボールチーム「日向アンクルズ」は4日、九州豪雨で大きな被害を受けた熊本県人吉市の教育委員会を訪れ、10万円を寄付した。

 チームは、2001年に本県で第1回大会が開催された日本スポーツマスターズに合わせ、同年に結成し今年で20年目。現在、壮年(40歳以上)、実年(50歳以上)、シニア(60歳以上)の3チームで計62人が活動している。メンバーは同市出身者が中心で、第1回に壮年チームが県代表として参加して以来、過去10回以上の出場を果たしている。

 例年であれば年間約20試合を行うが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で全国、西日本、九州大会などが中止に。開催されたのは、県の1大会(11月29日)のみだった。

 また、結成20周年の記念行事も予定していたが延期を余儀なくされ、「会費が余ったので、九州豪雨で被災した地域の中でも、特に交流のある人吉市の復興の一助になればと思い寄付することにした」(三樹学監督)という。

 4日は、三樹監督(68)と黒木與一さん(67)、那須信さん(66)の3人で人吉市教育委員会へ。「子どもたちに役立ててほしい」と、ソフトボール部がある同市の人吉第一、第二中学校の2校に寄付金を贈った。

 黒木さんは「非常に喜んでもらえた。強くなって宮崎県のチームと戦えるよう九州大会に出て活躍してほしい」と話した。

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