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財光寺小・4年生が浄水場など巡る

本紙掲載日:2020-12-10
8面
配水池で工業用水について学ぶ児童

工業用水道施設を見学

 県企業局による「工業用水道施設見学ツアー」が11月27日、日向市内であり、財光寺小学校の4年生87人が、同局北部管理事務所(釘元英俊所長)が管理する水道施設などを巡った。

 ツアーは、工業製品や食品製造に必要な水を供給する工業用水道事業について理解を深めてもらおうと、毎年市内の児童を対象に実施。この日は、4年生がクラスごとに工業用水道施設浄水場(東郷町)や配水池(亀崎東)、中国木材(竹島町)を訪ねた。

 配水池では、村岡昭彦副所長が、同所にある1〜3号三つの池に25メートルプール約100杯分の工業用水がためてあり、細島にある13の工場や会社に送っていることなどを紹介した。また、池からくみ上げた工業用水と一般浄水の水質の違いを調べる実験もあり、それぞれ塩素に反応する薬を入れて混ぜると、浄水のみが変化した。

 本宮昊輝さん(10)は「最初の場所(浄水場)でくんだ水が工業用水として使われていることや、工業用水は塩素処理をしていないことが分かった」と理解を深めた様子だった。

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