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思い込め花火大会−延岡市北方町

本紙掲載日:2020-11-26
3面
目録を読み上げる北方学園中3年の甲斐玲音さん(右)
末永悟実行委員長と記念写真に収まる北方学園中3年の生徒ら

28日、総合公園から打ち上げ

◆コロナに負けない−中3生が募金活動

 新型コロナウイルス感染症の影響で多くのイベントが中止となる中、延岡市北方町で暮らす子どもと大人が一緒になって花火大会開催に向けて取り組んでいる。「夏まつりきたかた」実行委員会(末永悟実行委員長)が28日に計画している花火打ち上げに役立ててもらおうと、地元の北方学園中3年生が集めたお金を寄付。多くの人の思いが込められた花火が夜空を彩りそうだ。


◆夏まつり、途切れさせない

 「北方で開催する夏祭りを自分たちでやろう」と地元の若者たちが実行委員会を組織して2013年に始まった「夏まつりきたかた」。現在は20〜50代の幅広い年齢層から約20人が集まる。

 「みんなが目的のために協力し合い、和気あいあいと活動している。いろんなことに自由でかつ行動も速い。自由なアイデアで祭りを自分たちでつくることができる」と末永実行委員長。夏にイベントがない状況が長く続いていた同町に、新たなにぎわいをもたらすイベントをつくり出してきた。

 コロナ禍の今年は、8月に8回目の祭りを予定していたが中止。だが、「このまま何もせずに来年に回すと、今まで雨が降っても途切れず続けてきた祭りへの思い、やる気が下がる。何よりも自分たちが面白くない」。

 実行委員で話し合って、規模を縮小し、例年祭りのフィナーレだった花火の打ち上げだけを行うことにした。

 町内外の個人や商店、企業から協賛金を募り、地元の北方学園中の生徒からも寄付金が届くなど、多くの人の思いがつながった。

 打ち上げは28日午後7時から約10分間、北方総合運動公園で。高台のため、町内であれば楽しめる範囲も広い。今年は延岡市内各地で花火大会が中止されたため、今回が同市内で一番大きな花火大会になるという。

 末永実行委員長は「コロナ対策、防寒対策を各自でしっかり行って、夜空に打ち上がる花火を楽しんでほしい」と呼び掛けた。

◆中3生「花火に思いを託して」

 北方学園(城戸勇司校長、201人)の中学3年生27人にとって、1年時から取り組んできた「北方活性化プロジェクト」の最終章となる。最後のテーマに選んだのが「花火に思いを託して」だった。

 同プロジェクトは、総合的な学習の時間に行い、地元で活動する人たちから講話を聞いたり、祭りの後片付けや「干支(えと)のまちフェスティバル」の運営に関わったり、木製のプランターを手作りして町内を花で彩ったりと、さまざまな活動をしてきた。また同フェスティバルで、地域活性化につなげる費用確保のため、募金活動を行った。

 最終学年の今年、コロナ禍で思うように活動できない中、「募金で集まったお金をどう使うか」を生徒たちが話し合った。行事が次々と中止となり、どう役立てるか悩む中で今回の花火大会の計画を知り、「北方に貢献したい」と寄付を決定。これまでの募金活動で集まっていた金額に生徒や教職員も寄付し、3万円を準備した。

 20日に同校で贈呈式があり、甲斐玲音さんが目録を読み上げ、末永実行委員長に手渡した。生徒代表の甲佐瑠姫愛さんは「いろいろな気持ちのこもった寄付金。花火の打ち上げに使ってもらえてとてもうれしい。プロジェクトは花火打ち上げによって終了するが、自分たちの集めたお金で花火が上がるなんて最高の思い出になると思う。延岡で一番の花火、楽しみにしています」と話した。

◆協賛金、今も募集中

 末永実行委員長は「私たちと一緒に目の前で大きい花火を上げてプロジェクトを完成させ、みんなの思い出に残しましょう。みなさんも最終的にはぜひ北方に帰ってきてほしい。その時まで祭りも実行委員会も維持していく。その続きを引き継いでくれる人が、この中からたくさん出てくれたらうれしい」と呼び掛けた。


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