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見て、嗅いで、触って…

本紙掲載日:2020-11-20
8面
浦城小であった味覚の授業。一つ一つ味を確認する児童
美々津小であった味覚の授業。4年生の教室では安田さんが講師を務めた

五感で楽しむ味覚の授業

 五感を使って味わうことの大切さや楽しみを学ぶ食育講座「味覚の授業」がこのほど、延岡市の浦城小学校(坂本哲也校長、7人)、日向市の美々津小学校(春木近志校長、72人)であった。県内の料理関係者を講師に招き、味比べをしたり、匂いを嗅いだりしてさまざまな味覚を楽しんだ。


◆食への感謝も学ぶ−延岡・浦城小

 浦城小では、野菜ソムリエの坂東淳子さんが講師、難波啓子さんがアシスタントとして授業した。

 児童と対面した坂東さんは「口の中で感じる味にはどんな味がある?」と問い掛け、味の基本「五味」(甘味、酸味、苦味、塩味、うま味)について説明した。

 続いて、鼻をつまんだ状態で、小さな丸い食べ物を口に入れて10回かんだ子どもたち。手を離すと、鼻から香りが抜け、ブドウ味のグミを食べていたことを知り、味だけでなく、香りもおいしさを感じる要素の一つであることを学んだ。

 その後、塩、砂糖、だし、酢、苦味が強いチョコレートなど「五味」一つ一つを目で見たり、香りを嗅いだり、触ったりしながら味を確かめ、味覚、嗅覚、視覚、聴覚、触覚の「五感」を使って味わった。

 坂東さんは、児童が好きな「チキン南蛮」を例に挙げ、「酢、砂糖、塩などいろんな味が交わっておいしくなっている。それをみんなは五感で感じている」と分かりやすく解説。「これから『これってどんな味?』と思いながら食べてほしい」と呼び掛けた。

 6年生の福島苑華さんは「体験して五感について知ることができたのが良かった」と感想。食のありがたさについても学びを深めた様子で、「『いただきます』をしっかり言おうと思った」と話していた。


◆食べ物は元気の源−日向・美々津小

 美々津小では、安田薬局(門川町東栄町)代表の薬剤師安田尚人さん(48)と、日向のへべす消費拡大プロジェクト会議副会長で、日向特産の平兵衛酢(へべす)を市内外にPRする活動を続ける「レディ・ヘベ」こと、塚本安佐子さん(62)=日向市財光寺=が講師として授業した。

 このうち、4年生クラスを担当した安田さんは「口から入れるもので体はつくられる。元気になるのも病気になるのも食べ物が要因。体には薬より食べる物の方が大事」などと話し、味の基本となる「五味」(甘味、塩味、苦味、酸味、うま味)について紹介。児童は用意された塩、米酢、チョコレート、砂糖などをそれぞれ口にして、それらがどんな味か、五味のいずれに当てはまるかを学んだ。

 安田さんはまた、「見たり、聞いたり、触ったり、匂ったりすることはおいしさを感じる時の大事な要素」などと五感についても説明。鼻をつまんだ状態と指を鼻から離した状態で味がどのように変化するかなども体験した。

 最後に食事のあいさつについて触れ、「『いただきます』という言葉は『命をいただく』からきている。食べ物を作ってくれた人や準備をしてくれた人への感謝の気持ちを込めて、『いただきます』『ごちそうさまでした』をしっかりと使ってほしい」と呼び掛けた。

 柄本美咲さん(10)は「鼻をつまんでいると味がしなかったのに、離すと味がしてびっくりした。これからは五感を使って給食や食事を味わいたい」と話した。

 味覚の授業は、フランス由来の教育活動。10月第3週に取り組む「味覚の1週間」のプログラムの一つで、日本では2010年から、本県では15年度から小学生を対象に行われている。今年度は、県北では浦城小、美々津小を含む8校で実施された。

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