門川高生が植え方を指導

卒業式で飾る花を育てる−富高小

　日向市立富高小学校（四角目浩行校長）で１３日、県立門川高校総合学科の生徒による花植え指導があった。小学２年生８０人が、高校生と交流しながら楽しく花を植えた。

　同小では毎年、卒業式に花を飾るため、全校児童が１人１鉢花を育てる活動に取り組んでいる。今年は、門川高校に苗の提供を頼んだことがきっかけで、同校の生徒から指導を受けることになった。

　来校したのは、栽培ビジネス系列草花専攻の新名辰也教諭と３年生５人。生徒が９月に植え、ある程度育ったパンジーとビオラを用意した。

　児童は自分の好きな色や形の花を選んだ後、鉢に土を入れる作業から開始。「鉢の真ん中に花を置いてね」「強く押さえすぎなくていいよ」などと高校生からアドバイスを受けながら、ポットから花を取り出して鉢の中央に置き、再び土を加えて、根元の周りを平らに仕上げた。

　作業後は、児童から「１週間に何回水をやればいいですか」「花に虫がついたらどうすればいいですか」との質問があった。高校生は「土が乾いたら水やりをする。おおよそ１週間に２回で、その時は鉢の下から水が出てくるほどたっぷり」などと答えていた。

　横山結羽さん（８）は「お花が好きなので大事に育てて長生きさせたい。ちゃんと１週間に２回、たっぷり水やりをする」。指導した金丸愁永さん（１８）は「てこずることを予想していたけど、みんな素直に話を聞いて動いてくれた。僕も楽しかったです」と、共に笑顔だった。