２０年ぶり団体優勝

本紙掲載日：2020-11-18

3面

２０年ぶりに団体優勝を果たした出品者の皆さん

優勝旗を受け取る楠田組合長と星川さん

第６２回県畜産共進会／肉牛枝肉の部

◆東臼杵郡市畜連が祝賀会

　第６２回県畜産共進会肉牛枝肉の部で、２０年ぶりに団体優勝した東臼杵郡市畜連（代表理事会長・楠田富雄ＪＡ延岡組合長）の祝賀会が１４日夜、延岡市祇園町のキャトルセゾンマツイで行われた。関係者約４０人が出席した。

　同共進会は１０月２７日、都城市のミヤチク高崎工場で行われ、県内８団体から１００頭の牛が出場した。東臼杵郡市畜連の代表牛は枝肉重量や光沢、バラの厚さなどが高く評価されたほか、２頭はロース芯のサシが最高得点（１２点）を獲得、優勝の原動力となった。

　同部門での団体優勝は２０００年以来２０年ぶりで、祝賀会では快挙を祝い連覇に向けてチームワークを結集することを誓った。

　式典ではＪＡ宮崎経済連の坂下栄次会長が同畜連と出品者の代表に優勝旗と表彰状を授与。東臼杵農林振興局の日高誠次長、ＪＡ日向の海野真吾専務理事、坂下会長、ＪＡ宮崎中央会の福良公一会長が祝辞。栄誉をたたえ、連覇に向けて期待を込めた。

　楠田会長は「２０年ぶりの団体優勝という快挙。これも生産者の皆さまが愛情を込めて飼養管理に努め、さらに行政、畜連、ＪＡとの協力を深めた成果。これからも宮崎牛ブランドを発展させ全国に発信するために、皆さまのご協力をお願いします」とあいさつ。

　ミヤチクの有馬慎吾社長が音頭を取って乾杯。笑顔でテーブルを囲み、畜産や農業を話題に花を咲かせ交流を深めた。

　最後に受賞者代表の宮田藤夫さん（故人）に代わって次男の太史さんが謝辞。「組合員みんなで勉強し、それぞれに頑張って優勝することができた。これもひとえに畜連、行政、ＪＡのご支援のおかげ。今回は２０年ぶりでしたが、次は２０年後ではなく、連覇を果たせるように頑張りたい」と述べた。

　団体優勝の出品者と出品牛は次の通り。奥野８８号（延岡市三須町・木村劯）金谷１１５号（延岡市北浦町・星川牧場星川嘉宏）大黒９６号（延岡市小野町・甲佐真一）遊助号（延岡市三須町・宮田藤夫）一粒万倍号（美郷町西郷・林田志朗）