コロナ対策に７６億円−県

補正予算など３３議案提案へ

　県は１３日、２０日開会の県議会１１月定例会に２０２０年度一般会計補正予算案や条例改正案など３３議案を提案すると発表した。

　一般会計の補正額は９９億２１９２万円で、このうち７６億円余りが新型コロナウイルス感染症対策費。同対策では、季節性インフルエンザの流行に備えた検査・医療体制の緊急対策事業に６１億６７２１万円、保険薬局従事者への慰労金交付事業に１億５１２８万円、県内修学旅行の商品開発やバス借り上げなどを支援する「みやざき学び旅」促進事業に７４１３万円を計上する。

　新型コロナ以外では、ＩＣＴ（情報通信技術）を活用したモニタリングシステムを運用する周産期医療ネットワーク運営支援事業に７８２５万円、防鳥ネット設置を支援する次世代の畜産を守る家畜防疫対策事業に１億７４９８万円、宮崎海洋校校の航海実習船「進洋丸」の代船建造事業に７億５５２８万円、延岡市の県体育館整備に債務負担行為を設定する県有スポーツ施設整備事業に８９億１０００万円、宮崎港のサイドスロープ整備に３億５８００万円など。

　この結果、可決された場合の一般会計の総額は７０２９億４１５５万円となる。一方、新型コロナ対策は臨時補正を含め３月から９月まで予算を組んでおり、今回補正を含めると総額は６７４億１０００万円となる。

◆２０日に開会、県議会定例会

　県議会の議会運営委員会は１３日午前開き、１１月定例会の日程を２０日開会、１２月９日までの２０日間と申し合わせた。

　一般質問は２６、２７、３０、１２月１日の４日間で行い、１７人（自民９人、県民連合宮崎３人、公明２人、共産、県民の声、郷中の会が各１人）が登壇を予定する。