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宮崎太陽銀行−5期ぶりの増収増益

本紙掲載日:2020-11-13
3面
2020年4〜9月期決算を発表する林田洋二頭取

4〜9月期−今後も活性化に全力

 宮崎太陽銀行(林田洋二頭取)は12日、2020年4〜9月期決算を発表した。経常収益は60億4600万円、経常利益は9億4500万円で、5期ぶりの増収増益となった。純利益は9億4000万円だった。

 一般企業の売上高に当たる経常収益は、株式など有価証券の利息収入が減少したものの、貸倒引当金戻入益を計上できたことなどにより4100万円(0・6%)増加。期初業績予想を4億4600万円上回った。

 経常利益も、これまで注力してきた中小企業の事業再生支援や事業承継支援により、取引先への与信関連費用が減少するなどして1億8400万円(24・1%)アップ。こちらも期初予想を6億4500万円上回った。この結果、中間純利益も2億8600万円(43・7%)増加し、期初予想を6億9000万円上回った。

 預金残高は506億4600万円増の6965億200万円、貸出金残高も286億8000万円増の5169億4500万円と順調に推移。不良債権残高は24億2500万円圧縮の118億3600万円となり、総与信に占める比率は0・63ポイント低下して2・28%まで改善した。

 自己資本比率は0・21ポイント下がり9・80%となったが、中間純利益の計上による利益剰余金の積み上げで、第1四半期の3月末からは0・08ポイント上昇した。

 通期は期初予想通り、経常収益112億円、経常利益6億円、純利益5億円を見込む。同行は「さらにお客さまの事業内容を十分に理解する対話を深めるため組織体制を整備し、融資関連のみでなく販路開拓支援や事業再生支援も強化しており、地域活性化に貢献しうる新たなビジネスモデルの構築に引き続き全力で取り組みたい」としている。

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