来年度も現状維持の委託を
本紙掲載日：2020-11-04
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ＳＣＳ、十屋日向市長と面談
日向市障がい者就労支援協議会（高橋滋男会長）を組織する障害者支援事業所の高橋会長ら１１人が市役所を訪れ、運営するＳＣＳ（ＳｔａｒＣｌｅａｎＳｅｒｖｉｃｅ）の現状の評価や地域共生社会への基本的な考え方などについて、十屋幸平市長と意見交換した。
ＳＣＳは、市役所新庁舎が開庁した３年前から庁内トイレの清掃・衛生管理を同協議会加盟の４事業所で受託。開庁初年度は１、２階を、２年目は２〜４階を、今年度は１〜４階の全てのトイレの清掃と衛生管理を担っている。
市長との意見交換は、作業を行う当事者や支援員の思い、要望を市長に伝えるとともに、市から受託作業の評価や要望を聞くため、毎年この時期に実施している。
出席者からは、「庁舎清掃は利用者の憧れ、目標になっている」「他の作業のプラスになっている」「技術の習得につながっており、職員もやりがいを感じている」などの意見が出された。
十屋市長は「皆さんの仕事ぶりを拝見させていただき、本当によくやっていただき感謝申し上げたい。市としても認識はしっかり持っており、地域共生社会に向けての取り組みを強化していきたい」などと述べた。
高橋会長は「利用者が成長することの喜びを感じるためにも、役割の場、機会を社会が提供していくことが大事。コロナ禍で受託への不安もある。来年度も引き続き、現状維持の形で委託をお願いしたい」と訴えた。