第６次延岡市長期総合計画

審議会が第１回全体会

　第６次延岡市長期総合計画審議会の第１回全体会が２日、市役所で開かれた。委嘱状交付に続いて、会長に吉玉典生・延岡商工会議所会頭、副会長に吉田敏春・同市区長連絡協議会会長を選出。市が策定を進めている同計画「後期基本計画」案について、読谷山市長から諮問を受けた。

　長期総合計画は、より良いまちづくりのための施策を総合的、効率的に進めていくための基本的指針で、市の最上位計画。市は２０１５年に第６次計画（計画期間１６〜２５年度）を策定。このうち前半５年間の前期基本計画が今年度に終了するため、後期基本計画づくりに現在取り組んでいる。

　全体会では、事務局が市民まちづくりアンケートや職員ワーキンググループ会議、１００人市民会議、個別部会の開催など後期計画案づくりの経過報告に続き、案の概要を説明。今後は原案を配布した上で、年内に三つの部会に分かれて計２回の分科会、来年１月に全体会を開くなど審議する日程を確認した。

　会の冒頭、読谷山市長は「後期基本計画は来年度から向こう５年間の市の進むべき方向性を示す羅針盤。さまざまな変化を踏まえて議論してほしい。市民や各分野の要望、意見、課題を解決する方策も盛り込みながら策定したい」とあいさつ。

　吉玉会長は「諮問を受け、今後計３回の会議を通じて内容を審議し、答申を行うことになっている。これからどのような延岡市にしていくのか、非常に重要な任務を与えられた。『来てよかった、住んでよかった延岡市にする』ことが共通目標と考えているので、率直な意見をいただきたい」と話していた。