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金賞にエンクロス

本紙掲載日:2020-10-31
1面
グッドデザイン賞2020の金賞に選ばれた延岡駅周辺整備プロジェクトの中心となるエンクロス

延岡駅周辺整備プロジェクト

◆グッドデザイン賞2020−審査員が高評価

 日本デザイン振興会は30日、今年度の「グッドデザイン賞」の金賞に、延岡市駅前複合施設エンクロスを中心とした「延岡駅周辺整備プロジェクト」が決まったと発表した。

 金賞(経済産業大臣賞)は、大賞(内閣総理大臣賞)に次ぐ賞で、審査委員会が最も優れていると評価したデザインに贈られる。今年度の大賞は「自律分散型水循環システムWOTABOX」、金賞は同プロジェクトなど19作品が選ばれた。

 延岡駅周辺整備プロジェクトは、2009年度に市が駅周辺活性化のためにまとめた基本構想に基づいてスタート。11年にプロポーザル方式で建築士の乾久美子さんがデザイン監修者に選ばれ、18年に完成した。

 乾さんがデザイン監修した延岡駅周辺整備プロジェクトは今年6月、国内最高峰の建築賞とされる日本建築学会賞を受賞している。エンクロスを中心とした建築作品や市民ワークショップ開催などの設計プロセスが評価されての受賞だった。

 今回は、エンクロスを中心に駅舎や自由通路、駅前広場など多様な施設を整備し、交通結節点の機能にとどまらず、市民の憩いの場や、来訪者を迎え入れる玄関口としてのデザインを目指したこと。プロジェクトでは市民とのワークショップを同時に進行。既存の町並みに溶け込ませ、駅前に人がいるにぎわいを提供するデザインが、評価されての受賞という。

【審査委員の評価】延岡駅の周辺整備プロジェクトは、ただ新しいハコを造るのではなく、市民とのワークショップを重ね、地域との関係性を築きながら、新しい公共空間を実現した。プログラムとしては、待合所のほか、1階にスターバックス、地域特産品の販売所、キッズサービス、2階に蔦屋書店などが入り、駅前ににぎわいをもたらしている。建築としては、1階の天井高を抑えつつ、2階は高さ3・9メートルの伸びやかな空間とし、端正な構成とプロポーションを導いている。特筆すべきは、国鉄時代に造られた古い駅舎のシンプルなデザインをリスペクトし、それを現代のデザインに継承させたこと。現在、東京よりも日本の地方都市に優れた現代建築が増えているが、そうした動向も象徴するようなプロジェクトである。(担当審査委員・伊藤香織、五十嵐太郎、山崎亮、山梨知彦)


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