Ｅｎｊｏｙ！家トレ（６）ｔａｒｚａｎ協力

肩甲骨鍛え、肩凝り解消

　第６回は、肩甲骨周りの筋肉を鍛える運動です。肩凝りの解消などが期待できるトレーニングです。

　デスクワークや猫背などによる姿勢の悪さにより、肩や首、背中の筋肉が緊張した状態が続くと、その負担から筋肉がこわばり、血流が悪くなると言われています。この状態が筋肉が硬くなって起こる肩凝りです。日本人の多くが悩んでいる症状の一つとなっています。

　肩甲骨は背中側の辺りにある大きな骨です。腕の骨や背中、肩の筋肉などとつながって肩の動きをサポートする働きがあります。肩甲骨周りを動かすことで固まった筋肉をほぐし、姿勢や肩凝り、背中の張りなどの改善にもつながります。

　今回紹介するどちらの運動も、タオルを使用します。動きとしては簡単なので、肩甲骨周りの筋肉に意識を集中して実践してみましょう。


■肩甲骨を下げる運動

引っ張り合うようにしてタオルの両端をつかみ、万歳の姿勢から背中に向けてゆっくり息を吐きながら肘を下げていきます。この時、肘は背中で引き寄せ、肩甲骨の下辺りの筋肉を縮める感覚です。目安は１０回を３セットです。


■肩甲骨を寄せる運動

手のひらを上にした状態でタオルの両端を握り、へその前ぐらいの位置で構えます。そこからゆっくり息を吐きながら腕、肘を後ろに引いていきます。この時、腕は真っすぐ、肘は背中側で引き寄せるように引いてください。こちらも１０回を３セットが目安です。


運動時の注意点
・反動を付けず、ゆっくりと動かしましょう
・ゆったりした呼吸を意識しましょう
・腕や肩、肘に痛みを感じる場合は無理をしないようにしましょう
・背筋を伸ばした状態で行うようにしましょう
・回数、セット数は体力に応じて調整します