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門川で「わんぱく芸術家」事業

本紙掲載日:2020-10-15
7面
防波堤に絵を描く児童ら

3小学校の6年生が壁画制作

◆防波堤に〃大切なもの〃

 門川町内の小学6年生が壁画を描く「わんぱく芸術家〜一人ひとりが主人公〜」が14日、同町庵川の防波堤であった。3校から160人が参加してふるさとの景色やイベントなどを描いた。町教育委員会主催。

 「いつまでも大切にしたいわたしたちのふるさとかどがわ」を制作テーマに1992年から毎年実施している。今年は門川小、草川小、五十鈴小の6年生が参加。一班5、6人の計30班が制作に当たった。

 この日のために防波堤の約150メートル区間(高さ約1・5メートル)が白塗りにされ、各班に幅約5メートルの〃キャンバス〃が用意された。

 児童らは、事前に画用紙に描いたデザイン画を見たり、互いに確認したりしながらチョークで下書き。その後、はけ、ローラー、素手で慎重かつ大胆に描いていった。

 防波堤には、海や漁船、カンムリウミスズメ、花火大会、乙島など門川にちなんだ絵がずらり。名前を記入したり手形を押したりして思い出を刻む姿もあった。

 6年生が33人で1クラスのみの五十鈴小。ある区間には、運動会で踊ったソーラン節の法被の絵とともに、「最少で最高」という文字が書かれていた。

 同区間を描いた峰彩里さん(12)は「五十鈴小で一番少ない学年だけど、1年生からずっと同じメンバーで男女みんな仲良し。うまく描けて良かった」と笑顔で話した。

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